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スタッフ日記

アライメント道・・・㉚

2019年4月2日タイヤ・ホイール関連 > アライメント調整

3番手で予選を走った私も、「これこれ♪ マシンはこうじゃないと!」とポテンザの持つフィーリングが帰って来てくれた事が嬉しくて仕方ありません。

耐久レースなので、しゃかりきに予選を走ってもしょうがないのですが、前日の練習から2秒!もタイムUpしていました。

決勝レースでは、2番手の”長老”がクラス4位を走行中にエンジントラブルでリタイアと、結局私は乗れず終い。

と、まぁその話は置いておいて、3人が違和感を感じたタイヤの特性の違いを説明しておきます。

違和感の正体とは、ズバリ!剛性感です。

(㈱ブリヂストンHPより引用)

タイヤの剛性(しっかり感や特性)を司る部分として、トレッド部分とサイドウォール部分の組み合わせにあります。(本当はもっと細かく分類されるのですが、此処では味付けと捉えて)

トレッド部分が柔らかくサイドが硬いブリヂストン(BS)。トレッド部分が硬くサイドウォールが柔らかいダンロップ(DL)。

剛性の和を100とすると、BSはトレッド35:サイド65と言う感じ、一方DLはトレッド55:サイド45(何れも私が感じる硬さの割合)と言う感じになります。

BSはサイドの硬さを生かして、コーナーで踏ん張りトレッドを路面に擦り付ける感じなのに対し、DLはしなやかなサイドを生かしてコーナーの奥までブレーキで突っ込み、コーナーで無理をせずにクルリと向きを変え、しなやかさを生かして立ち上がって行く!と言う感じになります。

プロのレーシングドライバーなら一瞬で特性を掴み取り、そのタイヤの良い面を生かして早く走るのですが、アマチュアドライバーの端くれには、中々難しい事なのです。

但し、前篇でも触れていた通り、”長老”のマシンはDLのブレーキが強い特性を生かしそうと、ネガティブキャンバーを余り付けていなかったのです。

これを読んでいる方も、タイヤを交換して愛車の動きがガラッと変わった経験ありませんか?

それはメーカー毎に異なる、剛性への考え方の違いと言う部分かもしれませんよ。

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