〒791-0243 愛媛県松山市平井町3293-1
2024年9月6日スバル インプレッサSTI その他 タイヤ・ホイール関連 > アライメント調整
足回りにTEINの車高調整ダンパーキットをインストールされたスバル・インプレッサSTi(GRF)のアライメント調整を行いました。
インプレッサを始めスバル車の多くは、純正状態からフロントのストラットとナックルを締結するボルト部でキャンバーが調整出来る様になっているのです。
(赤・黄の順番でボルトのナット側を少し緩め、黄色のボルトを回してキャンバーを調整します。最初に緩める際に、黄色のボルト側を回してしまうとキャンバー調整が出来なくなってしまう事も有るので、緩めるに当たっては細心の注意が必要です。また、くれぐれも上の黄色いボルトは回さない事。緩めるのはナットだけにしましょうね。じゃないとキャンバー値がグジャグジャになりますので。)
TEINのダンパーキットにはピロアッパーマウントが付属されているので、ストラットボルトを触らずに済み、キャンバー調整が最難度から最も簡単な部類に移ってくれて、作業時間が短く、しかも微調整が効いて作業効率が格段にUpしてくれます。
ピロアッパー様様です。
このキャンバーと言う角度について、メディアやweb等には、さも最適と言われる数値が色々と出ています。
それでも、その車両の状態や使い方、また足回りのセットによっては、ご自身が思う数値とは違う場合が多いのも事実です。
このキャンバーと言う角度については、レーシングカーの「日産ザウルスJr」で迷路に迷い込むほどセットアップに失敗をして来ました。
正解に辿り着いたのは、2年を経過したザウルスJrでの最後のレースだったくらいです。
そのトライ&エラーが、ご依頼いただいた車両への調整の根拠として生かされているのです。
話をインプレッサに戻しましょう。フロントキャンバー以外では前後のトウが調整出来ますので、インプレッサを様々な特性に仕上げる事が出来る様になっています。
フロントのトウ調整は・・・
矢印のタイロッドを締めたり緩めたりでトウ調整を行います。
この当時のスバル車は、タイロッドが前輪軸より前側に置かれ(所謂”前引き”)ているので、タイヤを左右に動かす際の剛性が高く、ステリング操作のインフォメーションが高く切れが良いのです。
そしてリヤは、2本有るうちの前側のロアアームの取り付け部でトウ調整が出来る様になっています。
インプレッサは車高を下げた場合、特にリヤはネガティブキャンバーがより強くなってしまうので、トウ調整が重要になって来ます。
メーカー指定がトウアウト気味なので、車高を下げネガティブキャンバーが増した状態で、メーカー指定値通りトウアウトで調整してしまうと、リヤタイヤは15,000㎞位で内側がダメになってしまうでしょうね。
メーカーがリヤをトウアウトに指定するのは、コーナリングの際の踏ん張り過ぎをきらって、少し流れるように味付けをしているからなのです。
ダンパーキットをインストールすると、そのキットの特性によりフロントの粘りが増え、それによりフロントが逃げる事無くコーナリングが楽しめる様になり、後ろを無理に流れやすくしなくても良くなるのです。
そうなれば、リヤをトウイン気味にしてタイヤの摩耗を助けてやりながらも、ノーマル以上に気持ち良く走れるのです。
ですから、①ダンパーキットはしっかり走れる良い物を選ぶ ②取り付け作業は”スバル車の事が解っている”しっかりした所に頼む ③アライメントはトータルで車を見られる所に頼む
②のケースは今回の場合は”スバル車”としましたが、マツダ車だってトヨタ車だってノウハウが必要なケースは数多くあります。
動画投稿サイトで簡単なやり方をUpしたりしていますが、それを見てご自身で取り組み、結局ストラット部のキャンバー調整ボルトを壊してしまって、助けを請いに来られたケースもありました。
自動車の作業には、細かな部分でノウハウが必要なケースが多々あります。
今回の足回りの交換作業やアライメント調整も同じです。アライメント調整は単純な作業に思われるかもしれませんが、今までにも書いて来た通り、準備の際の試乗こそ作業のその後が決まる!ケースも多々ある位です。
そのノウハウを得るために掛かった時間や工具に費やしたお金は膨大です。(私の場合はレースが授業料ですね)
しっかりした目利きで、車の事が解っているお店に作業を依頼する!それがご自身の愛車を楽しく走らせるための一歩目であり最大のポイントだと思います。
そんなお店を見つける事が、愛車をストレス無く楽しむ秘訣でしょうね。
それではまたの機会で。