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スタッフ日記

速い!には注意(タイヤにまつわる作業編)

2024年7月20日トヨタ ヴォクシー タイヤ タイヤ・ホイール関連 > 乗用車用タイヤ交換

当店に新車の頃から御出でになるヴォクシーのお客様がいらっしゃいます。

新車を購入された年の冬から、毎年スタッドレスタイヤに交換されるので、最低でも年に2回は作業をさせていただいているのです。

そんなヴォクシーのお客様が、夏タイヤを交換に来られました。

春の履き替え時に、「梅雨頃にはタイヤを交換しないといけないでしょうね」とお伝えしていたからです。

本当はその伝言を忘れてらっしゃったのですが、少し前に受けた車検で「今回はギリギリ通りますけど、タイヤ交換させて下さい(その様なニュアンスだったそうです)」とそのお店で言われたから思い出されたそうです。

そこで来店され、タイヤをレグノGR-XⅢにする事に決まりました。

これまではレグノGRVⅡを装着していただいてたのですが、角部の偏摩耗も無かった事から、性能が上回る新世代のGR-XⅢで行く事になったのです。

そして作業を始めたら・・・

ん!ナットの緩み方がスムーズじゃない。ガリガリと引っ掛かった感じでおかしい。

嫌な予感を抱きながら外していくと・・・

なんと!ホイールのナット当り面が削られ、ナット自体にも傷が入り、欠けた破片が落ちて来ました。

       

  

これは、ホイールをとりあえずボルト部分に掛け、ナットを二回り程締めたら、後はインパクトレンチでバリバリと締め込んだ時に出来た傷なのです(99.9%そうです)

そうなると、タイヤもきちんと中心が出てはいなかったでしょうね。

当店では、ボルトにホイールを掛ける所までは同じですが、そこからタイヤを手や足で支持しながら、もう片方の手で、ソケットを使いナットを締め込むのです。

しかも、よりホイールが車体の中心部に収まる様に、ナットを締めながら手で振動を加えたりしながら、4穴ホイールなら2つ以上、5穴以上のホイールなら3つ以上を、手で締まる所までギュっと締めるのです。

       

その後で十字レンチで仮締めを行います。

その際に十字レンチがスムーズに回らなかったら中心が出ていない事になるので、仮締めをもう一度やり直します。

       

この方法なら、ホイールやナットのあの部分に傷が入る事はありませんし、よりしっかりと装着が出来るのです。

そして最後は車体を地面につけて、トルクレンチで本締めを行います。

これで完了です。

確かにこの方法は時間が掛かります。

でも車に優しく、タイヤをより100%に近い状態で使っていただく為の方法なのです。

車検が速い!とか、〇〇分で車検完了!と言う所は、急ぐあまり車への優しさが欠けてしまうケースが出るのでしょうね。(お客様はその様な謳い文句のお店で車検を受けられたそうです)

当店では時間が多少掛かっても、今後もこうした確実な作業を続けて参ります。

  

       

 

今回は傷が入った部分にバリが出来ていたので、それをやすりで取り除く作業が加わり、いつも以上に時間が掛かってしまいました。

何故ならトラブルにつながる要因は排除しないといけませんから。

  

       

 

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