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スタッフ日記

本当は知っておきたい車のメカニズム③

2021年5月28日BMW 1シリーズ その他

大人気?のこのシリーズも、早い物で第3回を迎えました。

今回の注目メカニズムは、車の下の方に付いている”アレ”です。

最近の車を見て、「あれ!泥除けが前後逆に付いているんじゃないの?」と思われたり、プラスチックカバーが垂れ下がっている、と思われた方も一人や二人じゃない筈です。

フロントは、バンパーの下部の端部でフェンダーのアーチが始まる辺りや、リヤもフェンダーのアーチが始まる辺りのお腹の下に”それ”は付いています。

              

   

 

こいつの名は「フェンダー・ストレーキ」と言います。

前方からの空気が、フェンダーの中のタイヤハウスの中に入るのを防ぐ為の物でなのです。

空気はスゥ~っと流れ来て、そのまま去って行くと抵抗が少なくて済むのですが、タイヤが隠れているタイヤハウスの中に入って来て、中で渦を巻いたり留まったりすると大きな抵抗を発生させるのです。

それを防ぐ為に、あの小さな出っ張りで空気の流れを変えてやり、タイヤハウスの中に空気が極力入らない様にしてやってるのです。

写真は全てBMWの物ですが、空力に力を入れるメーカーだからか?、リヤのサスペンションアームにも清流カバーが付いていました。

               

 

空気の壁を制御して、少しでも燃費の改善と安定性を上げる事に心血を注いでいるなんて、皆さんご存じでしたか?

くれぐれも駐車の際に、”彼等”を擦らない様気を付けてあげて下さいね。

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