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スタッフ日記

タイヤのひび割れ(クラック)事例

2024年5月8日

3~4月の間に、ガソリンスタンド(以降SS)でタイヤのチェックをされた方も多いと思います。

普段はそれ程声を掛けて来ないスタッフが、この時期になるとやたらと声を掛けて来る!のが季節の風物詩となっています。

月や季節に関係なくチェックしてくれる良心的なSSも多いのですが、3~4月、7~8月、11~12月にやたらと声を掛けて来る事が多くなるSSが多いのも事実です。

それは何故かと言うと、「タイヤ拡売キャンペーン」が行われるからです。

その際に多く使われるのが、「タイヤがひび割れていて危険です。このままだとバースト(破裂)しますよ」と言う”恐怖ワード”です。

”破裂”と聞くと人は皆怖い物です。

多くのスタッフが無意識に、しかも根拠の薄いワードを利用して、タイヤの買い替えを促進するのがキャンペーン時のSSなのです。

でもよく考えてみて下さい。

乗用車のタイヤが破裂した!なんてニュースで頻繁にやってますか?

そんなにタイヤがボンボン破裂したら、今の時代大騒ぎじゃすみません。

一部投稿動画サイトで大型トラックのバースト動画が流れてたりしますが、あれは殆どパンクして空気圧が下がる⇒下がった空気圧では重たいトラックの荷重に耐えられなくなって来て、タイヤ内部にダメージが浸透する⇒それでもまだ空気圧が高い(乗用車の4倍以上の規定空気圧ですから)⇒そして耐えられなくなってバースト!が殆どなのです。(一部ダンプカーは、下地が出るまで擦り減らしても使い続けて破裂させる!事があります)

ですから、SSでの恐怖ワードに惑わされないための見本画像を載せておきますので、是非ご覧になってご自身のタイヤと比較してみて下さい。

因みに2番目のタイヤが一番酷い様に思われますが、実は3番目が一番酷い状態です。

それは数字の刻印の下のラインが割れた出来たラインだからです。(因みに1周全てに出来ていなかったので、その分の猶予を持たせてお客様にはその旨伝えました)

尚当店では、この画像のタイヤでもあと3~5.000㎞程度は使えるとして、お客様にはタイヤ交換の準備をお伝えした程度です。(但し空気圧が低下するとひび割れが一気に進みますから、空気圧をチェックした上でのアドバイスです)

ですから当店で使うと危険!と言うのは本当に危険な場合なのです。

本当は、もっとタイヤに感心を持っていただき、ご自身のタイヤの状態を把握していただけるとトラブルに遭う確率は低まると思いますので、是非今後の参考にしてみて下さい。

       

           

       

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