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2025年1月21日
先日、スポーティーな車両をカスタムされている方の作業を行いました。
普段からしている作業ではあったので、滞りなく終える事が出来ました。
お客様は遠方から松山市まで来られていたので、再来店しなくて済むように、御要望通り念入りに作業をさせていただきました。
それがお支払いの段になって会話の雲行きが怪しくなって来ます。
お車に似合わないと言えば乱暴に過ぎますが、車両に求めるリクエスト(期待値?)が非常に高く細かいのです。
こうして文字にすると、私の語彙力の無さに嫌悪感を抱くのですが、この先カスタム車に乗り続けて行けるのだろうか?と心配になる程の神経質な方なのです。
嫌々私もそうだよ!と言う方もいらっしゃるでしょう。
そうは言いますが、カスタムした車両は疲労度が加速度的に増すため、車両から異音が出始めたり、それまでの愛車人生で聞いた事も無いようなパーツが壊れている!と聞かされたりするのをこの30年見て来ました。
異音と言っても色々あります。
常にガタガタやコトコトと言う音や、ブレーキを踏んだ際のキーと言う音、パーツは「ブッシュ」や「エンドブーツ」、「レリーズ・シリンダー」等見た事も聞いた事も無いパーツダメになってます。と言われるかもしれません。
当店のお客様にもいらっしゃいますが、新車の頃からコトコトと言う音が車内に出ていて、それが気になって改善を求め、ディーラーさんのみならずメーカーの対策室の人が東京から来て対応したが結局解決出来なかった!と言う話もあります。
その様な方には絶対にカスタムは進めませんし、「ローダウンしたらカッコいいからどうだろうか?」と聞かれれば、「今までよりも大きなゴトゴトと言う音が出ても良いんですか!」と全力で阻止します。
それ程カスタムはメリットに比べデメリットの方が多いのです。
私も愛車に乗っていて、何時もと少し感覚が違う気がすると、直ぐに駐車場とかでタイヤに異物が刺さってないか?等確認しています。
そんな神経だからスポーティーな愛車も一切カスタムはしていません。唯一ダストが出にくい(ホイールが汚れにくい)ブレーキパッドに変えているだけです。
また、その昔レースをしていた経歴を見て、色々な方にカスタムの相談を受けたりします。
それでもカスタム=愛車の短命化を納得していただいた上でないと見積りすら致しません。
「少々の音や乗り難さは関係ない!とにかく走りが楽しみたいんだ」まで行って下されば「それなら」と言うでしょう。
もしローダウンを考えてらっしゃるのであれば、メーカー純正のトヨタ⇒モデリスタ、ホンダ⇒モデューロ等にされた方が良いと思います。
メーカーが開発し、ディーラーさんで販売している物だけあって純正部品同等の扱いになりますから、保証の有無が曖昧な市販(サードパーティー品)のパーツより安心感は高いでしょう。
但し価格はそれなりで種類も限られるんですけどね。
それ以外なら8行上が私の答えです。
元々カスタム(昔はチューニングと言ってましたね)はアンダーグランドな世界の物でした。
それが30年ほど前から市民権を得て、2000年代に入ると自動車メーカーまで乗り込んで来ました。
それが一般的な物として認識されると、カスタム車=純正車として見られ、耐久性やリスクは忘れられて行ったのです。
今一度言っておきます。カスタムは愛車の耐久性・使い勝手を犠牲にして楽しむ物です。
冒頭で紹介したお客様が、今の愛車を少しでも長く楽しく納得して乗り続けて下さる事を祈って私の「カスタム考」を終わります。
ご清聴ありがとうございました。