スタッフ日記

左リヤタイヤをぶつけてしまい、タイヤは勿論ホイールまで交換する事になったBMW523のアライメント調整の依頼が入りました。

鈑金屋さんは、ホイールはそれ程曲がってはいなかったから、微調整位で行けるだろうと仰りますが、こればかりはやってみないと何とも言えませんし、オーナーさんは結構気にしていた！と聞くと、軽く臨むなんてとんでも無い話です。

で測定してみると、そんなに酷い状況ではありませんでしたので、標準時間で作業は終える事が出来ました。

まぁそれもこれもBMWの作業性の良さなんです。

以前行ったマセラテイ・クアトロポルテと同じような足回り形状（アーム=リンクの取り回し等）なのですが、BMWは調整箇所にスパナ等の工具が入って動かせるスペースがキチンと取られていますし、マセラテイの様に専用特殊工具も不要です。

ここら当りがドイツのメーカーなんですね。

またBMWらしい走りを生むハンドルに伝わる感性も、タイロッド（ハンドルの動きを前輪に伝えるリンク）もタイヤ軸の前側、所謂”前引き”タイプです。

こうした基本を換える事無くずっと進化させているのは、BMWのBMWた所以なのだとアライメント作業をしていて感じ取れます。

これでステアリングがあの太さでなく、タイヤもP社じゃなくBSかMIだともっと楽しいクルマになると思うんですけどねぇ。（個人の感想です）