スタッフ日記

足回りを車高調整のダンパーキットに交換されたBMW320（F30系）のアライメント調整を行いました。

やって来た車は、オーナーさんが50代の方なので程よいダウン量です。（とは言え40㎜以上ダウンしてますな：汗）

それでもアライメント調整をしておかないと、タイヤも直ぐに偏摩耗してしまいますし、オーナーさんが来店時に言われた「ハンドルセンターがズレてしまった」となってしまうのです。

そこで調整です。

F30系は元々リヤのキャンバーとトゥが出来ますが、フロントに調整式ピロアッパーマウントが搭載されているので、前後のキャンバーとトゥで良い所まで調整してやれます。

リヤのキャンバー調整する部分は写真の様に星形のロッドになってますが、丁寧にやれば10㎜のボックスで調整出来ない事もありません。

そしてリヤの調整が終わればフロントです。

キャンバー調整を行うのに車体をそのままで調整する事もありますが、私は出来るだけ負担を減らすため、一度車体を浮かしてタイヤを地面から離し荷重を抜いて調整しています。

キャンバーが良い所まで起こせたら、最後にフロントのトゥ調整を行います。

ここでは独車らしいヘンチクリンなボルトが使われているので、工具を揃えておく準備も大変です。

フロントキャンバーは起こし気味。リヤはチョッと強めのネガティブキャンバーと言うのがBMWの流儀（メルセデスも）なので、その流れに沿った数値にアレンジを加えて、真っすぐ安定して走りながらもコーナーが楽しめ、且つタイヤが綺麗に摩耗する形にセットさせていただきました。

楽しく乗っていただきたいですね。この度はご用命ありがとうございました。