スタッフ日記

ミスタータイヤマンと聞くと、タイヤの事なら何でも出来そうに思いますが、その通り自動車のタイヤなら何でも交換出来てしまう”自他共に認めるタイヤのプロ”なのです。

とは言え、ミスタータイヤマンと言えど生身の人間ですので、身体一つで全ての作業に臨めるものではありません。

良く考えられた優れた工具達を使いこなせてこそのタイヤマンの作業なのです。

そこで普段見る事の無い作業工具（ツール）達を紹介して行きます。

先ずは乗用車用タイヤチェンジャーから。

右横の黒い握りのアームでタイヤとホイールの篏合と解き、円座の爪でホイールを固定し、正面の黒いアームを支点にタイヤをホイールから外して行きます。

その際左の写真のペダルを、バランスよくリズミカルに強弱をつけて踏み分け、右上に写っているレバーも使用して、軽トラからスーパーカー果ては3ｔトラックまで流れる様に作業して行くのです。

慣れて来ると、殆ど力は必要無いのですが、円座へタイヤ&ホイールを持ち上げる時と、タイヤの外し始めの瞬間はパワーが必要です。

店内から見ていて、「簡単そうですねぇ」と言う言葉を頂きますが、それは無駄な力が入って無い証拠なので、全盛期の落合選手のバッティングと同じだと思って頂けると幸いです。（余計に解り難いですね）

車の大型化でタイヤも大径化して来ており、幅広で薄いタイヤが増えて来ました。そのせいで、薄いタイヤは重たい車を支え、大パワーを伝えるために硬くなって来ています。

タイヤチェンジャー自体も、硬くて大きなタイヤ交換に耐えられる様に各部の強度が必要になっています。

最新の車の最新のタイヤを交換するには、最新のチェンジャーが必要なのが分かっていただけたでしょうか？