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2020年7月8日ホンダ フリード その他 タイヤ・ホイール関連 > アライメント調整
スタッフ日記のお陰か?此処のところ毎日の様にホイールアライメントの依頼が入って来ています。多謝。
今回のご依頼は、「ホンダ・フリードHV」に乗るお客様。
「父親から譲り受けたのだが、ハンドルを切りスタートして行っても、ハンドルがそのままで、直進方向へ戻ろうとしない」と言う物でした。(普通は加速と共に、ハンドルは直進方向へ自然と戻る様に出来てます)
この様な症状では、アライメントからの観点では2種類の可能性が推察されます。
そこでご来店直ぐに試乗してみると、ホンと全く戻る素振りもありません。ただ”切れ込んでも行かない”。
これで2種類の内1つは消えます。もう一つの方は非常にややこしい状態にも関わらず、アライメントでは治せない可能性が高い物です。
嫌な予感を抱きながら測定します。
意外にも、もう一つの状況は測定値からは見られません。
但し、お父様が乗られていた際のダメージがリヤに現れていたので、そこは前回のオデッセイとは違い”強引に”修正しました。
そして考えられるベストな状態で調整を終え試乗に出ます。
「う~ん。最初の状態がマイナス5だとすると、マイナス3までは戻って来たけどなぁ」、これ以上はタイヤの偏摩耗等の犠牲が伴う(お客様は、偏摩耗はさせない様にとリクエスト有り)」為、後は装着されていたタイヤが摩耗しているため、レンタルスタッドレスのタイヤと付け替えてタイヤによる悪影響の可能性を試します。
う~ん0.5程は改善されたかな?
で結果は、車両側の、特に電動パワステの作動の渋さと言う結論に落ち着きました。(この年代のホンダ車では多くの方が抱く違和感でもあります。)
この様にアライメントには、車両の走行正常化と、不調原因の追究と言う両面が有ります。
今回は両面での調整でしたが、私的にはパーフェクトは望めないまでも、せめて80点の及第点は残したい!と作業させて頂きました。不調箇所をスパッと消せなかったのは残念ですが、お客様が納得していただいた事がせめてもの救いです。