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2019年2月25日タイヤ・ホイール関連 > アライメント調整
大失敗のセッティングで敗走となった初戦の反省から、20㎏/㎜、18㎏/㎜、16㎏/㎜の3種類のコイルスプリングを2本ずつ購入する事にしました。
AE-101の様な前輪駆動の車の場合、エンジンやギアボックスを抱える前輪側がどうしても重たいので、基本的にフロントのバネレートが高めになる為、4本共同じバネレートになる事はまず有りません。
前回走った感触から、チョッと固めただけでは話にならない事が解っていた為、思い切って5割以上レートを上げてみたのです。
何故なら、サーキットへ練習に行くのにも、マシン運搬用のトラックのレンタル料、本州へ渡る船代(まだしまなみ海道の無い時代)、高速道路代等で7~8万円も必要になるため、セッティング変更のヤマを張るのもドライバーとしての技術とも言えました。
そして2か月後のレース本番。
レース前日の練習走行で何度も走り、何とかフロント18㎏/㎜:リア16㎏/㎜に落ち着きました。
本当はフロントに20㎏/㎜を使いたかったのですが、指定のダンパーの減衰力が足りずに18㎏/㎜に落とさざるを得なかったのです。
しかもしっかりし過ぎたボディ剛性の為、リアが安定し過ぎて上手く回り込むセッティングが出せず、ロールケージの斜交バーを外す!と言う荒業を繰り出す始末。
本来はボディ剛性が欲しくてバーの本数を増やすのがセオリーなのですが、外して調整しないといけない程ボディ剛性が上がっていたのでした。
因みに下の写真の、右上から左下へ渡しているパイプが斜交バーです。
(レイルモータースポーツ社HPより参照)