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2019年4月24日ホンダ インテグラ タイプR タイヤ・ホイール関連 > アライメント調整
アライメントを極めて(?)行く上で良い参考になる車が入庫しましたので、今回紹介させて頂きます。
その車の名前は「ホンダ・ストリーム」
(ウィキペディアより写真引用)
フロントの足回り形状はストラット
FFでもWウィッシュボーンを使って来たホンダにしては珍しく普通(?)の形状です。
部品点数が少なくて済むので、コストが安く抑えられます。
一方リアはと言うと
一方リアはツギハギ感が否めないWウィッシュボーン。
3列シートとガソリンタンク、そしてスペアタイヤを収める為に、逃げる様に曲げたり繋いだりしたリンク達。
”移動”の道具としては上手く設計されたリアの足回りだったのですが、この形式は他の車種にも使い回されたのでした。
それは・・・
「インテグラ」と「シビック」
2車種共普通の乗用車ではあるのですが、ラインナップの中にとんでもな武闘派が居たのです。
それは「Type R」
ワンメイクレースが全国各地で行われていたゴリゴリの武闘派です。
(ウィキペディアより写真引用)
スペース優先で採用された足回りが、そのまま「Type R」に使われ(スプリングやダンパーは変更されてますが)たため、中々セットアップが進まず、不安定な挙動に悩まされるチームが多かったのです。
途中でリンク形状等が少し変更され、初期型よりマシにはありましたが、最後までタイヤに厳しいマシンで有名でした。
早く走ると直ぐにタイヤの美味しい所が無くなり、鈴鹿サーキット:フルコース12周のレースで、大体8周位しか攻められないマシンと言われてました。
とは言え、足回りのセットアップとタイヤを労わり早く走る術を覚えるのに、これ程良い教材は無い!とも言えたマシンでした。
何故そんな車になったのか?
上の写真を穴が開くほど眺めたら、何となく見えてくるかもしれませんよ。