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2019年4月16日トヨタ クラウン タイヤ・ホイール関連 > アライメント調整
21世紀に入り、車両の足回りの設計は二つの潮流に分かれました。
コストとスペース効率を優先した足回りと、コストよりも運動性や快適性を優先したものに。
今回は後者の”凝った”作りの足をご紹介します。
写真は先代クラウンの物です。
所謂「ダブルウイッシュボーン」と言う形状になってます。ロアアームがアルファベットのAの形になっていれば、もっと強度が出るのですが、そこは付け根のブッシュを大型の物を使っていて、要らない情報を遮断する!と言うクラウンらしさが見て取れます。
このWウィッシュボーンは、サスペンションが動いた時のアライメント変化が少ない(トーは動きますが)ので、メーカーが意図した動きの再現性が高いのです。
そしてリアは「マルチリンク」の形状です。
上側に3本のリンクで下が1本のiアーム。
理想を言えばダンパーの取付部とか、角度がアライメント変化においては100点とはいえませんが、クラウンと言う車の特性を考えると、これで十分なのかもしれません。
この様な複雑な構造の足回りのメリットとしては、アライメントの調整部分が多く取れる事です。
単純な足回りですと、フロントのトー調整しか出来ない!のですが、この様な複雑な足回りですと、全ての項目で調整出来る車も増えて来ます。(このクラウンは其処までではありませんが)
ご自身の車両の足回りが、単純な物なのか?手の込んでいる物なのか?知ってみるのも、愛車への関心が高まるポイントになるかもしれませんね。