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2019年4月5日タイヤ・ホイール関連 > アライメント調整
前篇で書いたタイヤメーカー(同じメーカー内のブランド別でも)の違いによる特性の違いを知っていないと、お客様が違和感と訴える部分が、それこそアライメントによるものなのか?それともタイヤなのか?分かりません。
「タイヤの特性(剛性感)」と、そのクルマの持つ特性を理解してこそ、初めて真のアライメント作業と言えるのです。
我々ミスタータイヤマンは、販売こそブリヂストンがメインですが、交換作業等では、ほぼ全メーカーのタイヤをバラしたり組んだりしています。
この作業の際に、「おぉ〇〇は最近サイド(ウォール)が硬くなって来てるなぁ」とか、「この銘柄はスポーツと言う名前なのに、サイド(ウォール)が柔らか目やなぁ」と気付くのです。
そこが、ただただクルマの整備だけをされている方のアライメントと違う部分なのです。
偏摩耗し易いクルマを調整する位なら、こうしたノウハウはそれ程必要とはしませんが、真っ直ぐ走らない!とか、もっと穏やかな動きにして欲しい!と言ったリクエストには、そのクルマが装着しているタイヤの特性も効いて来るので、タイヤと会話が出来てないと、お客様に満足して貰えないかもしれません。
数百の部品から出来ている自動車。
全てとは言いませんが、”肝”の部分を心得てないと、独りよがりの作業となってしまうかもしれないのです。