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2026年2月26日
2月に登場した「ポテンザREー71RZ」を早速注文頂き、入荷して参りました。
FD2・シビックtypeR用の225/40R18と、R32GT-R用の225/50R16です。
で、気になる溝深さを測ってみると・・・
6㎜でした。(正確には6,1㎜)
これが登録車(いわゆる軽自動車を除く普通車)サイズの「レグノGR-XⅢtypeRV」なら約8,5㎜(215/55R18サイズ)。
「プレイズPX-RVⅡ」が約8,6㎜(205/60R16サイズ)です。
それらから比べると浅いのがハッキリ分かりますね。(何れのタイヤも一番深いセンター部で計測)
と、この部分だけを挙げると知ったかぶりの方々は、「ブリヂストンはせこい」とか「高価なタイヤを度々買い替えさせたいのか?」と言う声を上げるでしょう。
いえいえ。この6㎜がブリヂストンが71RZで見せた本気の現れだと私は思います。
ランサーEVOシリーズやインプレッサWRX、ホンダS2000にシビックtypeR等のスポーツカーがバリバリ走り回っていた頃なら最強ポテンザもそこそこ売れていましたが、今では売上本数的にはアドレナリンREシリーズ>S007A結構離れて>REー71シリーズの順番だと思います。(当店の売れ行きや関係者の声で)
そんな売上本数が減った領域のスーパー・スポーツタイヤを、ブリヂストンは5年程度の周期でキチンとグレードアップさせてNEWモデルを上市しているのです。
他の国産メーカーのスーパー・スポーツタイヤは、2020年の71RSどころか2015年の71Rと同じ時期に発売されたモデルばかりですから。
REー71RZは市街地も走れ、サーキット走行を楽しむ為のモデルですから、排水性はもちろん考慮しないといけません。
しかし排水性を重視して深い溝=高いブロック(山)にしてしまうと、サーキット走行時にブロックが捻じれて(よれて)しまい、ダイレクト感が薄くなったり、捻じれたブロックが戻る際の違和感が走行時の感覚を鈍い物にさせてしまうのです。
私がレースをしていた30年前には、レース用のタイヤ(当然溝あり)の新品時の捻じれを嫌い、有力チームは敢えてスリップサイン付近まで削ってしまい、それで文字通りタイムまで削っていました。(当時聞いた話では、新品に対し2,5㎜付近まで削ったタイヤで0,8秒短縮した!と言ってました。*山口県mineサーキット・現マツダテストコース ラップタイム1分42秒/1周程度で)
それがレギュレーションで禁止されるや、一度削り、残った削り痕を消すために一度別車両に装着させ、タイヤに熱を入れない様に、深夜にそろ~っと走らせて溝の浅い(インチキ)レース用タイヤ作りをしてのです。(熱が入るとグリップが低下すると言われてましたので!特にブリヂストン以外は)
乾いた路面を早く走るには、それ程ブロックの高さは邪魔なんですね。
現に本物のレーシングカーは、晴れの日のレースでは全く溝の無いスリックタイヤでレースしてますから。
ですから、サーキットで早く走らせてあげたい!けれど法定速度内ではしっかり排水性を持たせてあげたい!の落としどころが6㎜と言う深さなんでしょうねぇ。
これはあくまでも初老の元レーサーの考察ですがね。
まぁ。REー71RZはジムカーナと言う競技で使う為のタイヤでもありますから、愛車に履かせる方は”競技で使っているタイヤを私は履いているんだ”の考えで良いと思います。
さぁ、装着された方の感想がもう直ぐ届くころです。