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スタッフ日記

アライメント道・・・㉞

2019年4月20日マツダ ロードスター タイヤ・ホイール関連 > アライメント調整

21世紀に入ってから、手の込んだ足回りが増えて来た!と前回書きましたが、90年代初頭から、しかも1,600ccと言う比較的小さめの車でも手の込んだ足回りを備えた小型スポーツカーが日本に存在します。

その名はマツダ(ユーノス):ロードスター

初代のデビュー当初から、全輪Wウィッシュボーンの凝った足回りを備え、キビキビ感を持ちながら、それでいて限界がキチンと感じられる、スポーツカーの足かくあるべし!と言う見本の様な足回りです。

写真は現行のロードスター(ND型:含むアバルト124スパイダー)の物。

兄弟車のアバルト124スパイダーとは、コイルスプリングとダンパーのセッティングがまるっきり逆の組み合わせで、スイスイと軽やかに走るNDロードスターに比べ、シャッシャと硬質に走るアバルト。

走りの性格だけで判断すると、足回りの形状なんて関係無いんじゃないの?となりそうですが、イヤイヤ最後の最後の部分は、NDロードスターもアバルト124も同じような限界の着地点なのです。

もし、NDロードスターとアバルト124のスプリング&ダンパーを入れ換えたら、そっくり逆の性格になりそうです。

これも足回りの設計の確かさと、積み重ねてきた歴史による味付けの塩梅が丁度良い証拠だと思います。

また、全ての箇所のアライメント調整が出来るので、味付けも変えられると言う豪華な”おまけ”もマツダの良心ですね。

オープンでヒラヒラ走るのも良し♪ コーナーにタイヤの存在を刻み付けても良し!

後どれだけガソリンを燃やすクルマに乗れるのか分からない時代に突入しましたので、この様なクルマが楽しめる時間も、かなり限られて来ました。

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