来店予約

スタッフ日記

アライメント道・・・⑫

2019年1月24日タイヤ・ホイール関連 > アライメント調整

前回書いた、ネガティブ・キャンバーを増やす事のデメリットを、タイヤ側で何とかしてやろう!(と、メーカーが考えていたか?は分かりませんが)と言う画期的なタイヤが、10年前にブリヂストンから発売されていたのです。

その名は「ポテンザRE-11」

このタイヤ、タイヤの内側が柔らかく、外側が固く作ってある!と言う画期的なタイヤでした。

何故か?と言うと、内側が柔らかい分コーナリングの最中に全体的に内側寄りにタイヤが撓み、それまでの構造のタイヤ以上に、タイヤ側でRE-11がネガティブ・キャンバーを作ってくれるタイヤだったのです。

当時圧倒的に参加台数を集めていた、「トヨタ・ヴィッツレース」

(トヨタ・ガズーレーシングHPより引用)

1,500ccのパワーの少ない車両だったので、タイヤ側がネガティブ・キャンバーで応えてやると、車両側はキャンバーを起こす事が出来ます。他社のタイヤを使用するマシンに比べてストレートスピードが稼げる!と言う、今までに無かったセッティングの幅を広げるタイヤだったのです。

ページトップへ戻る