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サービス事例:JEEP コマンダーの四輪アライメント調整 大きなトーアウトを0°00′へ

2026年9月6日ジープ コマンダー メンテナンス商品 タイヤ・ホイール関連 > アライメント調整

JEEP コマンダーの四輪アライメント調整でご来店いただきました。

今回のご相談は、「以前装着していたタイヤの内減りがひどかった」とのことです。

すでに新品タイヤへ交換された後のご来店だったため、以前のタイヤがどのように摩耗していたのか、実際の状態を確認することはできませんでした。

そこで、まずは四輪アライメントを測定し、現在のタイヤの向きを詳しく確認していきます。

【写真1:IMG_3485.jpeg JEEP コマンダー】

【写真2:IMG_3484.jpeg アライメント測定中の車両】

測定データを確認して驚きました。

調整前のフロントトーは、次の数値になっていました。

左フロント:-0°17′
右フロント:-0°35′
フロント合計:-0°52′

トーとは、車両を上から見たときのタイヤの向きを表す数値です。

タイヤの前側が外へ開いている状態を「トーアウト」といいます。

今回使用したアライメントテスターの登録基準値では、このコマンダーのフロントトーは左右とも-0°09′から-0°01′の範囲で、もともとわずかなトーアウトに設定されています。

しかし、測定時は左右とも基準範囲を超えて外側を向いており、特に右フロントは-0°35′と大きくずれていました。

以前のタイヤを確認できていないため、内減りの原因を断定することはできませんが、この大きなトーアウトは内減りを進行させた有力な原因の一つと考えられます。

【写真3:IMG_3483.jpeg 調整前のアライメント測定画面】

このコマンダーは、フロントとリアのトーを調整できます。

フロントについては、国内の一般道を中心とした使用状況と、タイヤの内減りをできるだけ抑えたいというご相談内容を考慮しました。

今回はお客様へご説明したうえで、テスターの登録基準範囲からはわずかに外れますが、左右とも0°00′に調整しています。

調整後のフロントトーは次のとおりです。

左フロント:0°00′
右フロント:0°00′
フロント合計:0°00′

【写真4:IMG_3487.jpeg フロントトーの調整部】

リアについても、調整前は左右のトーに差がありました。

調整前
左リア:+0°12′
右リア:-0°05′
スラスト角:-0°08′

調整後
左リア:+0°05′
右リア:+0°05′
スラスト角:0°00′

リアの左右を同じ数値にそろえ、スラスト角も0°00′に調整しました。

【写真5:IMG_3482.jpeg リアトーの調整部】

【写真6:調整前・調整後のアライメント測定結果表】

なお、どの車両でもトーを0°00′にすればよいわけではありません。

ホイールアライメントには車種ごとの基準値があり、車両の構造、走行環境、タイヤの摩耗状態などを確認しながら調整値を決める必要があります。

今回は、測定結果と内減りの症状、普段の使用状況を考慮したうえで設定しています。

タイヤを新品へ交換しても、アライメントが大きくずれたままでは、新しいタイヤにも同じような偏摩耗が発生する可能性があります。

タイヤの内側だけが早く減る、ハンドルの位置がずれている、直進時に落ち着かないなどの症状がある場合は、四輪アライメントの測定をおすすめします。

タイヤの豆知識「アライメント測定表の度と分」

アライメント測定表には、「°」と「′」という記号が使用されています。

「°」は度、「′」は角度の分を表し、1°は60′です。

今回の調整前のフロント合計トー「-0°52′」は、角度に換算すると約-0.87°となり、1°に近いトーアウトでした。

数字だけを見ると小さく感じますが、タイヤは走行中に何千回、何万回と回転します。わずかな角度のずれでも、その状態で走行を続けることで偏摩耗につながることがあります。

また、今回の測定表では、緑色がテスターに登録された基準範囲内、赤色が基準範囲外を表しています。

ただし、赤色だから直ちに故障という意味ではありません。また、0°00′がすべての車両に適した数値という意味でもありません。

測定結果は車種ごとの基準値と照らし合わせ、タイヤの状態や使用状況も含めて判断することが大切です。

タイヤの内減りや偏摩耗でお困りの方は、ミスタータイヤマン佐野店までお気軽にご相談ください。

お問い合わせ

ミスタータイヤマン佐野店
〒327-0843
栃木県佐野市堀米町2594-9
TEL:0283-22-6135

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