タイヤマン藻岩の日常

お陰様で、近頃は輸入車のアライメント調整依頼も増えてきました。

相対的に保有人口が多いのはBMWなので御依頼もそれに伴い多いのですが、ポルシェは初めてです。

いつも依頼しているところがあるようでしたが、HPを見てくださってのご来店です。ありがとうございますm(__)m

 

ポルシェ　ケイマン

 

カッコいい…

まずこのオーナー様のセンスが自分好み。　

カーボンリップ、純正20インチを19インチにダウン(しかもタイヤはBSの71RS)、アドバンレーシングホイールでゴールドカラー、KW車高調…

ポルシェ、自分じゃ臓器売っても買えないｗｗｗ

 

下準備

フロントの調整をするのに手前のアンダーカバー(スプラッシュシールド？)を外します。

このあたりがドイツ車ですよね、とにかくフラット。　F-1やスーパーカーでもそうですが、空力にはとにかく拘りますね。　ナンバー下の開口部が左右の冷却装置に導風されるように作られているの、面白い。

 

右後キャンバー調整前

-2°30′

いつもの偏摩耗抑制/乗り味優先セットならキャンバー起こしていきますが…

 

右後ろキャンバー調整後

撮影タイミング悪くズレてますが…

キッチリ-3°にしてます(;´Д｀)風が…

これはオーナー様のご希望です('ω')

 

左後キャンバー調整前

こちらは寝すぎていて-3°27′くらいでしょうか

 

左後キャンバー調整後

ジャスト-3°

こっちはちゃんと撮影できました(;´Д｀)

キャンバーをセットし、トーの測定と調整に移りますがスラストが結構ずれていました。

最初の測定段階でトータルト―がややインに向いていました。

入庫時にタイヤに付いていたタイヤカスの付き方を見ると大体予想は出来ますが、測定するとやはりな…という狂いでした。

最終的にリアのトータルトーは1ｍｍでセットしフロントへ移ります。

 

(いきなり)右前キャンバー調整後

-3°30′　

撮影した写真があまりにもブレがひどく見れるものではないのでスミマセン…

測定時は-2°50′ほどで、オーナー様の希望は-3°でした。

しかし、作業担当永井社員の思う所があり、-3°30′にセットした次第です。

 

左前は調整前の写真しかない…

自分は一体どうしたんでしょう？(-"-;A ...

 

左前のキャンバー調整前は、-3°45′くらいでしょうか？

こちらも右前同様-3°30′に揃えます。

 

社外調整式ロアアーム

少し調べてみると、ケイマンの純正のアームではキャンバー角付けられないようで、ポルシェの他車種の純正のアームを使ってキャンバー調整したりするようですね。

オーナー様はしっかり社外アームが入っていました。　入庫時は左右共に全縮み状態。

結構伸ばして-3°30′にセットしました。

ここでキャンバー調整するのもユニーク。　やっぱりドイツ車面白いなぁ～。　

トータルト―は1.5ｍｍでセットしました。　

ノーズの入りが鋭くなります。

 

入庫時はリアがやや強めにインに、フロントがかなり強めのトーアウト状態でした。

結構乗りにくい状態だったと思います。

 

この後試乗をしていただきハンドルセンター修正を経て終了となりました。

 

☆作　業　終　了☆

白系ボディにゴールドホイールって映えますよね～。

作業時間が結構掛かってしまいましたが、オーナー様どうも有り難うございました！