タイヤマン藻岩の日常

2023年になってから早2週間、すっかりいつもの生活に戻りました。

 

今年も地域によって雪の降り方に大きな差がありますが、みなさんのお住まいの地域は如何でしょうか？

 

 

さて、当ブログでも何度か記事にしたインプレッサのオーナー様

インプレッサ　油脂類交換とアライメント調整

今回はファンベルトの交換ご依頼です。

 

昨年オイル交換で来店した際、当社の永井社員はファンベルトがそろそろ交換かもしれませね、とご案内したそうです。　

 

この時は来年（今年の事です）車検があるのでその時に交換しますね！と仰っていたのですが、年が明けて大雪が降った先日エンジンルームから焼けたようなニオイがするということで少々心配になったそうです。

 

新品のベルト二本

箱入りのほうはクーラーベルトでストレッチタイプの為、プーリーに嵌め込む際に必要になる部品が付属されいています。

 

中央の赤矢印がオルタネーター、左の赤矢印がパワステでこれらが一本のベルト

右の青矢印がエアコンコンプレッサーです。　クランクプーリーを介し二本のベルトで駆動させるタイプです。

 

ファンベルトは昨年永井社員が張り調整をしたようですが、クーラーベルトはストレッチタイプなので張り調整は出来ません。

 

見づらいですが、白矢印が付属された金属片ともう一つ樹脂製の部品があります（写真撮影失念！）

 

大きいものに小さいものを入れる、という点ではタイヤの組込に通ずるところがあるような気がしますｗ

 

これらの付属パーツをしっかり仕様しないと、ベルトが傷つき早期劣化に繋がってしまいます。

 

オルタネーター位置を戻している図

ファンベルトの張り調整

ボルトを緩める順番、締める順番、それぞれに理由があります。

 

写真撮りしながら自分自身も勉強になりましたｗ

自動車整備士って、国家資格で自動車社会にとって必要不可欠な大きな存在だから、もっと日の目を浴びてもいいと思うんですよね。

 

例えば超大人気売れっ子俳優が整備士に扮して胸キュンハートフルな恋愛ドラマやったり、下町の冴えない倒産寸前の自動車整備工場が2代目社長に変わってから社員一同奮起してハッピーエンドになるようなドラマを、日曜の20時くらいに放送してちびっ子たちの憧れの職業ナンバーワンは自動車整備工だー！　みたいなｗ

　

完全に自分が何かのドラマにはまり込んでいるようです。。。

 

以上、ダメになる前の予防整備レポートでした！　オーナー様、今回も有難うございました！

 

※豆知識

今回はオーダーしたベルトの品番は4PK806と5PK875ですが、最初の数字はベルトの山が4つの意で次のアルファベッドがベルト山の種類、最後の数字はベルトの長さとなります！