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タイヤマン藻岩の日常

ATF交換とオイルパンの交換

2021年3月22日

夜中の気温も高めで、雨風も吹き雪解けがさらに進んでいますね!

 

当店の前の歩道も山盛りの雪が今ではほぼなくなりました。

 

そして、タイヤ履き替えのご来店が始まってきました。

 

今年はわずかに早いですよ、シーズン到来! 当店にタイヤを保管されているお客様や毎度おなじみのお客様でご住所を把握しているお客様にはハガキでご案内いたしましたが、来月より作業は予約制となります。

 その予約もすでに埋まり始めてきていますので、ご予定がはっきりとされているお客様は早めのご連絡をお待ちしております。

 

さて、先週の自家用車のATF下抜き交換後、特にトラブルもなく快調だったので本来の目的であったオイルパンの交換をしてみました。

まずは一度下抜きして混ざり合った新旧のATFを抜きます。

 

アンダーカバーを外してパンとご対面。 オイルパンを外すために白丸のアンダーカバーステーを外します。

 こういうのも車種により簡単に出来たり出来なかったり…

 

抜けた分を注入して軽くフラッシングです。 

 フィラーから溢れてきたら、ボルトを締めこみギアを各ポジションで十数秒保持します。

 

 

エンジンを止め、ドレンボルトから排出しポタポタと滴れてきたらいよいよオイルパンの取り外しです。

 バルブボディと感動の対面です。

バルブボディより上面は、部品の手配もしていないので今回は手を付けません。

 私の車輌のミッションは赤丸のソレノイドを交換したり、ミッションをオーバーホールして各部調整をしなければ、世界各地で報告されているこのミッション特有の『持病』のような不調は治らないようです。

 フォード等にも供給されているようなので、他車種でも不調があるということですよね。

 

続いて

ガスケットとの当たり面を毛羽立たないペーパータオルで清掃!

 

 

外したオイルパン…マグネットには思いのほか鉄粉は付着していませんでしたが、パン底面はデロデロ状態(;´Д`) 指で触れるとネチョっとします。

 こんなのがミッション内部を循環しているんですからATF交換は大事だなぁって思います。

 

 新しいオイルパンのガスケットに新油ATFをヌリヌリ、とても大事なことです。

黄色の下線、PA66 GF35と刻印されています。 

 ガラス繊維が35%配合のPA66素材という意味で、国産車はどうか分かりませんが、輸入車のオイルパンはプラスチック樹脂製が主流です。

 メーカーの涙ぐましいコストカットでしょうか。 プラで大丈夫?と思ってしまいますが、持つとズシッと重くかなり頑丈な作りなので大丈夫でしょう!(゚Д゚;)

 それが、PA66 GF35 オイルなどに強い耐性があり、耐衝撃も高いというのがポイントの様です。

 

24本のボルトはパーツクリーナーで綺麗にし再利用します。 頭もネジ山も潰れていないので問題ありません。

 ミッションとコンピュータを繋ぐスリーブですが、ここもオイル滲みの発生定番箇所のようですが、私のは幸い滲みが確認できなかったでの今回はパスします。

  本当はしたかったんです。  手が入らなくスリーブを回せなかったのです。(´;ω;`)ウゥゥ

ミッションマウントステーを外さないと無理なのでいつかやろうと思います。(゚Д゚;)

 

オイルパンを装着して、新しいATFを注入(^^)/

 添加剤を入れるタイミングはここですね。

 

 

 専用テスターなどというハイテクで専門的な機器なんて持っていません。

 OBDⅡでいろいろとデータを確認できるものでミッションフルード温度を見てみます。

データをモニタリングするくらいは問題ありませんが、コーディングするともうディーラーの入庫は拒否されます。 完全に自己責任、不運が重なると二度とエンジンかからなくなることもあるようです。

 (よっぽど顔が効かない限り、BMWはほぼ100%入庫拒否されます)

 

 

本来ならこのあとロードテストを行い、ATF油温が適正温度まで下がるのを待ち、再び油面調整となるのですが、自家用車なので省きです。

 

これでほぼミッション内部は新油で満たされている、と思いたいです(゚Д゚;)

 

 シフトフィーリングが激変です。 とても滑らかです。

 

次は冷却水交換編の予定です。

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