経営再建中のシャープが2014年3月期、本業のもうけにあたる営業損益の黒字を3年ぶりに達成する見通しになった。主力の液晶の売り上げが回復した影響が大きい。目標の800億円の黒字に対し、昨年4~12月で700億円以上を積み上げたとみられ、達成はほぼ確実になった。最終的なもうけにあたる純利益も、年間目標の50億円を上回る見込みだ。
好転の兆しが見えたのは昨年10月。不振の携帯電話事業で、最大手のNTTドコモがシャープ製機種を「おすすめ」として採用。販売のてこ入れが始まり、売り上げが回復した。
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