スタッフ日記

二色だんじり祭 ②

2009年10月24日

二色地車は、大正5年泉北郡忠岡仲之町で新調。平成2年に長谷工コーポレーションが購入。

平成5年3月22日 氏神脇浜戎大社・高靇神社の神主様に来ていただき地車庫にて入魂式が行われ、同年3月24日に正式に二色ノ浜パークタウンへと引き渡されました。

泉州の普通の町とは違い二色ノ浜パークタウンを手掛けた長谷工コーポレーションが町の活性化と団結力のシンボルとして寄贈した地車であります。

平成5年8月28日・29日に第1回目の曳行が始まった比較的新しいだんじり祭です。

○二色地車○

大正5年泉北郡忠岡仲之町で新調

大工棟梁・彫物責任者とも地元で生まれた屋号≪左衛門(さよも)≫明治甚五郎事櫻井義國名匠が両責任者を請け負い手掛けた数少ない地車であります。産声をあげた泉州忠岡仲之町に造った『置き土産地車』としても書物等で有名な地車です。

特に木鼻の珠取唐獅子は、和泉彫の逸品とも評されるこの地車の顔といっていいほどの彫物です。

大屋根   切妻屋根

懸魚  正面 二見ノ浦日照夫婦岩

枡合  正面<神話伝説>素盞鳴尊大蛇退治給う

     右 <義経記>鎮西八郎為朝の弓勢

     左 <義経記>牛若丸・弁慶五条大橋の出会い

     後 <義経記>源頼朝公・源義経兄弟初対面に涙す 

土呂幕 正面<和田合戦>朝比奈三郎義秀勇力 

     右 <一ノ谷合戦>平敦盛を呼び戻す熊谷次郎直実

     左 <粟津ヶ原合戦>巴御前の勇姿

見送り   賎ヶ岳合戦(平成18年 泉谷工務店大修理時に判明)

旗受    荒波に力神(平成18年 泉谷工務店にて大修理時新調 木彫山本 山本仲伸師作)

戦前・戦中・戦後と長い時代を生き抜いてきた『左衛門地車』です。

また時間があれば、ぜひ実際に曳行されている勇姿をご覧ください。

祭礼 8月最終土曜日 (その前の日曜日に午前中脇浜大社へ宮入・午後より試験曳き)

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