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2020年7月11日
今回紹介する商品は、完全に業務用!というわけではありませんが使用できる方、使用できる環境にある方等かなり限定されるもので、ワコーズにはこういうものもあります!という紹介だけになります。
この商品を使い、ヘッドライト磨き後のコーティングとしてサービスを展開しているショップもあります。
愛車のヘッドライト、綺麗ですか??
唐突ですが、近年のヘッドライトは『ポリカーボネート』が使用されています。
保管が青空駐車だったり、長時間日光に晒され続けると黄ばみの原因になるのはこのポリカーボネート(以下ポリカ)の耐候性の低下が原因です。
新車時、ヘッドライトの表面にはコーティングされていますが次第に剥がれてきます。
なのに、テールレンズが黄ばまないのは何故?
鋭い質問です。
テールレンズの素材はアクリルだからです。
しかし、ヘッドライトもアクリルレンズにすることはできません。
これは衝突などによって飛散した場合、アクリルは割れやすく、鋭角な割れ方をするのに対して、ポリカは割れにくい等、耐衝撃性に強い特性があります。(割れても鋭利な割れ方になりづらい。)
これは安全性を高める部分ではありますが、他には造形のしやすさがあります。
最近の車のヘッドライトの形状、フェンダーやボンネットフード側まで伸びたり、とてもエグイ形状が多いですよね。 収縮割合が低く寸法精度が高いのもメリットです。
メリット・デメリットが当然あるポリカですが、それは今は置いておいて…(スミマセン
激しく黄ばんだヘッドライトは照度も落ち、車検に通らない場合もあります。
危険です。
ライトを点灯させるとよく分かりますね。
画像上、洗車傷もそうですが何か剥がれた様な跡が見られます。汚れではないのです。
これが新車時のコーティングが剥がれ落ちた状態です。
私の自家用車ですが、新車登録16年という年数から見ても黄色に変色していないだけまだマシです。
そこでワコーズ ハードコート復元キットの登場です。
ヘッドライトを綺麗にする方法はいくつかありますが今回は、コーティングです。
何にするにしても、下地が命です。
粗目の耐水ペーパーで削って削って、表面のコーティングを剥がします
最初は800番くらいからでも十分です。
800番 → 1000番 → 1200番 →1500番 →2000番
ここからはコンパウンドで私は仕上げていきます。
ポリッシャーがあればとても楽に進められますが、熱による失敗を考えると確実性高い手作業で進めていきます。
細目 中細 極細目 と使っていき表面仕上げします。
とにかく根気しかありません手作業(滝汗
研磨が終われば、商品付属の説明書通りに塗るだけです。
とても見違えるように綺麗になりました。
研磨したときは本当に大丈夫かと心配になりますが、何度も書きますように『下地処理』が良ければ良いほど、コーティング剤塗布後の仕上りが変わります。
ハードコート復元キット、作業性もよく、付属の研磨ペーストの使い勝手がとてもよいのですが、コーティングそのものの、完全硬化までの時間がかなり掛かるところでしょうか。
ヘッドライト内部の清掃の事も頻繁にお問い合わせや質問頂きますが、これはヘッドライトを分解するか、細い棒に布を付け突っ込み擦る、または棒の代わりに磁石を入れ、外側から引っ付き合わせる様に移動させ拭き上げるか、、、、これくらいしか方法がありません。
以上ヘッドライトコーティングの商品紹介でした!
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