店長の日記

インチアップしたタイヤの空気圧は?

2020年1月23日

インチアップとは?  上図のように純正では15インチ(ホイールの直径)のタイヤ&ホイールをセットで交換して17インチ等に変更することです

何でそんなことするのか?  理由は大きく2つあります。 
まずはカッコいい!!ホイールが大きくなるとクルマの見た目が大きく変わります、クルマの外観はよほどのエアロパーツでもつけない限り大きな変化はありませんが、実はタイヤとホイールの占める面積って意外と大きいんです。迫力と個性を出すにはピッタシです

もうひとつは走行性能向上の為 上図を見て解ると思いますが、ホイールは大きくなっていますが車輪の外径は同じです。これはスピードメーターが誤作動をおこさないようにする為、タイヤ1回転で進む距離が変わったらスピードも距離も狂ってしまいます。ホイールは大きくなるけど車輪の外径は変わらない するとタイヤの厚みが薄くなるんですね、これを低偏平タイヤっていいます。上図でいうところの195/65R15が215/50R17に65→50(偏平率が低くなる)ことでタイヤは加重が掛かっても変形しにくくなり、カーブや高速走行時の安定性が向上します

そんな訳でタイヤ&ホイールのインチアップをするユーザーは結構多いです。
昔はクルマ買ったら、タイヤ&ホイールは必ず交換するって人もいました、今でこそ純正アルミホイールもカッコいいですが、昔は鉄チンホイールも多かったですから。
で、問題はインチアップした場合タイヤの空気圧は今までと同じで良いのか?

答えはNOです

195/65R15と215/50R17のタイヤで耐荷重が同じだとしても、低偏平タイヤには高めの空気圧を入れる必要があります。これはタイヤの耐荷重が空気圧で変化するからです、同じ500Kgの耐荷重を持ったタイヤでもサイズが違うと空気圧の設定も変わってきます、考え方としてタイヤの耐荷重能力は空気の量と比例するってことです、低偏平タイヤは上図のようにタイヤ断面が薄く空気の入るスペースが少なくなります、つまり同じ空気圧だと入ってる空気の量が少くなってしまう。狭いスペースに通常タイヤと同じ分の空気をいれようとすれば………当然空気圧は高くなりますよね。
正確にはタイヤメーカー等のカタログの末尾の方に空気圧別負荷能力一覧表がありますのでそれを確認してもらえばベストです。

せっかくインチアップしたのに空気圧の設定をミスってタイヤ&ホイールをダメにしちゃう人もいます、気を付けましょう。

 

ページトップへ戻る