タイヤマン藻岩の日常

皆様こんにちは。

先日、一本の電話が鳴りました。　内容はRECS施工の依頼でした。

 

RECSをしたい！と思う方の多くは愛車の現状に何か不満がある方が多いのですが、このオーナー様もそうでした。

 

内容を聞きますと、コールドスタート時にラフアイドルになる。暖機状態になると特に問題はない、と。

昨年車検を通した整備工場では、インジェクターが怪しいかもしれないね、と言われたそうです。

そこで、ダメ元でRECSを施工しどうにかならないかなということでした。

 

インジェクター異常はBMWあるあるです。特に最近のは直噴エンジンですから。

結果的には、この場合RECSで解決する可能性は、限りなく低いです…

 

　すぐにご来店くださいました。

走行距離は6万キロ、初めてのRECSなので少し多めに投入しました。

 

エンジン構造上の点から、点滴時間はかなり長めにして1時間弱掛けました。

排液処理は動画をアップロードしているのでそちらをご覧ください。アップロード容量の関係でかなり強めに圧縮したので画質は悪いです(；ﾟДﾟ)

 

点滴中も定期的にラフアイドルになり、回転数が500回転を僅かに下回ります。

 

ここで、頼れる永井社員がいくつか指摘してきました。

エアフロセンサーと冷却水です。

BMWではエアマスセンサーと呼ばれる部分です。　たしかにこのセンサー不調もあるあるです。

 

　彼がいうには、インジェクター異常なら店まで普通に走るのもままならないと思う、と。確かに、メーターパネルにもエラーコード出てないんですよね。

このE90もインジェクターよりも、エアフロセンサー異常を疑う症状があるのです。

 

　冷却水も、量不足でエア噛みしているのでは？とも指摘。

 

さすがに、暖機状態でエキスパンションタンクのキャップは開けられないので、知る人ぞ知るBMWコマンドでエア抜きしてみると冷却水が流れる音しないんですよねぇ…ヒュイ―ンとモーターが作動する音しかしないのです。　　むむむ、怪しいですね。

 

作業は終了し、以上のことをオーナー様に伝えると意外な指摘に少し驚いていました。

 

やはり、ラフアイドルは改善されませんでした。

近々中に、信用できる整備工場に行く予約をしていると仰ったのでどこの整備工場か訊ねると…

 

奇遇にも私がお世話になっている整備工場と一緒でしたｗ　安心です、あの整備工場ならお悩みは解決してくれます。　とても信頼できるところです。

 

オーナー様、この度はどうも有り難うございました。　同じE9X系オーナーとして、原因が非常に気になります！