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タイヤマン藻岩の日常

ATFの下抜き(汚れ具合チェック)

2021年3月14日

三月になり一気に気温が上がり、雪解けも進んでいますね。

 日当たりの悪い生活道路ではわだちが酷く深いから運転しづらいですし、水はねで歩行者に対しても非常に神経を使います。 それでも何も気にせず、スピードも落とさず走行するドライバーの多いこと。

その無神経さを疑ってしまいます。

 

忘備録として、自家用車のATF交換(準備編)

 

一台の車を永く乗り続ける方や、中古車を購入したけれど過去の整備履歴が一切分からなく交換すべきか躊躇してしまう代表的なメンテナンスの一つといえばやはりATFでしょう。

 

 変速ショックが感じる様になってきた、ギアが滑り気味、オートマミッションの変調は多種ありますが、そういったことがあろうがなかろうが、油脂である以上車を『大事』にするなら交換すべきだと考えます。

 

現在主流のトルコン太郎といった圧送式の交換は内部を新油で満たすには最善ですが、当店にはそんなハイテク機材はないので、希釈的な方法でしか作業出来ません。

 それでも効果は十分に得られます。

排出前に、ギアを各ポジションで十数秒保持してギアチェンジを繰り返してミッションフルードを行き渡らせます。

 

ドレンからフルードを排出

 

私の車輌(E92 335i)のATミッションはZF社製6HP19、全体容量は9.5リットルでドレンからの排出で4リットル弱抜けます。

見事に真っっっっ黒です。気持ち良いくらいに黒いです笑

ドレンを締め込み、フィラーから新油を入れます。

2リットル弱でフィラーから溢れてくるので一旦フィラーボルトを少しだけ締め込みエンジンを掛けます。

もう一度フィラーボルトを外し新油を入れるとさらに2リットルほど入り抜いた分との差がなくなります。

また溢れてくるので、フィラーボルトを締めます。

もう一度ギアチェンジと十数秒の保持を行いエンジン停止。

またフィラーボルトを開けて垂れてくるようならすぐ締め込み、垂れなかったら追加して油面調整します。

 

今回はどれくらいの汚れかを確認したかっただけなのでここで終わりです。ATレベルゲージが存在しない車輌(もとよりメーカーは無交換を推奨)なのでこうするしか方法がありません。

 

ここでガスケットやストレーナー交換のためにオイルパンを外す作業が絡むとこの工程が増えます。

 

走行するとたったこれだけでも、違う!と感じられます。それでけ今までの状態が悪かったのでしょう。

 ATFの洗浄能力はとても強いので、今回の新油注入でラインを少しでも綺麗にしてもらい、近々中に再度オイルパン外しを含めた交換をやってみようと思います。

 

以上、自家用車のメンテナンス記録でしたꉂꉂ ( ˆᴗˆ  ) 

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