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スタッフ日記

藤原鎌足の墓

2014年8月4日

高槻市から隣の茨木市との堺目に阿武山という標高150メートルぐらいの小高い山があります。

ちょうど市内から北側にあるのですが、その山頂から大阪平野、六甲山、生駒山などが一望できます。

その阿武山山頂付近に「京都大学地震観測所」があり、昔は民家もなく辺鄙な場所に建っていました。

今からおよそ80年ほどまえに建てられた建物ですが、この建物の付属施設を作ろうとしたとき、現場で働いていた韓国から出稼ぎにきていた韓国人労働者が偶然土葬されている、お墓を発見したのです。

石棺でつくられた立派なお墓であり、韓国でも同様に土葬をしますので、彼らは怯えていまい、作業が中断したようです。

さっそく出来あがったばかりの、地震観測所の建物内に埋蔵品を持ち込んで考古学者が調査したのですが、

どうも、豪族のお墓ではなくて、高貴な位の人物ではなかろうかと推論したのですが、なにぶん戦時中であり、皇室に関係する埋葬者であるならば、「不敬罪」で逮捕される恐れがあるので、調査もそこそこに、あわてて元にもどしたそうです。

幸いにも、そのときにX線写真を撮り保存されていたので、戦後そのX線写真を詳しく再調査したところ

どうも埋葬者は藤原鎌足ではなかろうかと、推定したようです。

今では「貴人の墓」として、地元ではよく知られており、ハイキングコースにもなっており、「貴人の墓」に花や線香を、たむけているようです。

「なぁ、あんた」

「なんや、おかぁさん」

「あんたが死んだら、散骨して欲しいといつも、言ってるなぁ~」

「そうや、それがどうしたんや」

「エエこと、思いついたんや」

「なにを、思いついたんや」

「あんたの遺骨をこつそり、鎌足さんのお墓に埋めといてあげるゎ」

「今やったら、夜中に埋めておいても誰も、気がつかへんやろ、、」

「うん。うん。それで」

「私らが、あんたのことを、ほったらかしにしても、」

「ハイキングの来る人が、あんたに手をあわせて、拝んでくれるで、、」

「そしたら、あんたわ幸せもんや、、、」

「お墓が再調査されるまで、ず~~~~と知らない人が手を合わせてくれるゎ」

「λ、λ、λ、λ、、、、」

         合掌

                        、

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