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スタッフ日記

タイヤの騒音対策

2014年3月30日

新聞のニュースによりますと、3月28日に国はタイヤの騒音対策を先行する欧州と同じ基準の規制を2018年4月から段階的に導入する予定と公表しました。

乗用車のみならずトラックなどの商用車にも適用されるので、タイヤメーカーも新たな対策が必要となり、かなり額の研究開発費が必要となってくるでしょう。

新聞の片隅に載っていた記事で、無過ごしてしまいそうな活字ですが、今後タイヤメーカー間の熾烈な開発が推し進められ、乗り遅れたメーカーは脱落していくのではないでしょうか、、

乗用車用タイヤは過去にさまざまな用途に応じたタイヤが開発発売されてきましたので、低騒音タイヤの開発は簡単にできると思うのですが、問題はトラック用タイヤです。

長距離トラックは何時間も高速道路を走るので、低燃費、ロングライフ、などクリアしなければならない問題点も多いのですが、なかでも最重要課題は、日本の気候風土に適したタイヤを造ってきたのです。

つまり、雨対策です。降雨量が諸外国に比べて多い日本は、高速道路を長時間走るため梅雨時や雨天時にも安心して走れるタイヤが必要とされるのです。

トラック用タイヤは安心走行を重要視し、騒音にはあまり配慮しなかったので、かなりデシベルが高いタイヤが多いのです。

画像は上がブリヂストンの最高級グレードのレグノGRXで中がトラック用タイヤの旧製品のM890下が新製品のM801です。

レグノGRXはホルムヘルツ消音原理を応用したトレッドパターンでホルムヘルツ原理は音響ホールなどでみかける「穴あき合板」で穴の中を音源が通過する時摩擦熱で音源が衰退する原理をタイヤに応用したのです。

M890とM801のトレッドパターンを比較すると明らかにM801のほうが簡素化された模様がみてとれます。

つまり、同一性能でもしくはそれ以上でありながら、M801は複雑な模様でなく低騒音であると思います。

将来の低騒音タイヤに対応した商品作りが、ブリヂストンでは始まっているのでしょうね、、、

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