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スタッフ日記

奇跡のリンゴ

2013年7月29日

6月に封切られた、「奇跡のリンゴ」という映画が、大変な好評で観客数が増えているそうです。

この映画の主人公である青森県弘前市の三上秋則を初めて知ったのは、かれこれ10年ほど前で

CSテレビ「朝日ニュースター」で「愛川欽也パックインジャーナル」と言う名前の番組で出演されたのです。

この愛川欽也パックインジャーナルという番組は、なかなか良心的な番組で今のくだらないテレビなんかより

内容に深みがあり、見るのを楽しみにしていたのですが、残念ながら番組が中止になってしまいました。

テレビに出演していた三上秋則さんは、風貌が動物研究家の「ムツゴロウさん」こと畑 正憲さんにそっくりで

前歯もなく、苦労を感じさせない好々爺さんの風情でした。

この番組のなかで、三上秋則さんの苦労話のエピソードが思い出されます。

愛する妻や家族のために、無農薬のリンゴ栽培に挑戦するのですが、失敗つづきで無収入のために

夜にキャバレーに裏方でアルバイトに出かけるのですが、そこで同じリンゴ農家の仲間に出会うのです、

仲間たちは、農薬散布で作ったリンゴで稼いだお金でキャバレーに豪遊しているのですが

三上秋則さんは、無農薬リンゴに挑戦したがために、借金まみれになり夜にアルバイトで

働いている、この両者の対比を面白おかしく話されていたのを強烈に記憶していました。

映画を見ていませんので、このシーンが撮影されていたのか不明ですが、三上秋則が話されていたので

間違いはないでしょう。

おれ達おとうさんの栽培している、「奇跡でないリンゴ」が今年もたわわに、沢山の実がなりました。

もちろん無農薬ですが、ただただ、ほったらかしに、しているだけです。

でも、秋の収穫時に人に食べていただくのですが、みなさん美味しい、美味しいと評判です。

これは、飼っている鶏の鶏糞が美味しいリンゴを育てるのか、はたまた無農薬が美味しくそだつのか、

それとも、「おべんちゃら」で言っているのかは、わかりません。

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