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2013年7月22日
おれ達おとうさんの店「ミスタータイヤマン高槻」でタイヤ業界新聞を取っています。
「タイヤ新報」という新聞で毎週郵送で送られてきます。
2013,7,8日号で、一面に気になる記事が掲載されていました。
13年上半期の新車販売
登録者 185万台、 前年同期 11.6%減
軽乗用車は過去最高の実績に、、、、
軽自動車が全体の4割に
大手新聞や経済新聞では、新型クラウンが目標台数をはるかに上回る予約を受注したとか、円安で輸出が大きく寄与して自動車メーカーが増産体制に入ったとか、高級輸入車が過去最高の売れ行きであるとか、盛んに私たちの暮らしが上向いてくるような内容の記事が目に付くのですが、国内で実際に売れている車の実態は非常に深刻な状態です。
極端な言い方をすれば、国内では売れ筋は軽自動車が4割近く売れていて、ミニバンやセダン、ハイブリッド車などが苦戦を強いられていると、いうことです。
10年ほど前にさかのぼってみると、その頃はミニバンやワンボックスが4割近く売れていて、各タイヤメーカーもそれぞれ趣向をこらしたミニバン用タイヤを揃って上市して、賑わいをみせたもので、その余韻が今日までミニバン用タイヤの旺盛な需要に結びついてきたのです。
それが、今売れ筋の車の軽乗用車が4割も占めているということは、これからのタイヤの需要は軽自動車のタイヤがメインでその他の高額なタイヤの売上げが減少するということです。
ミニバンのドレスアップやインチアップのホイールやタイヤの売上げが激減するのでしょう。
今後乗用車のタイヤを売っているお店はかなり苦しい経営環境に陥る可能性があると思われます。
一昔前に、米国のタイヤメーカーがグッドイヤー社を除いてすべて倒産したのは、大手量販店のプライベート商品に比重を高めた結果、過当値引き競争に引きずり込まれ、相次いで倒産したのですが、今の国内を見回すと廉価なアジアンタイヤの超安値価格に引き回され、やがてタイヤ業界も米国の二の舞になりそうな気がしてなりません。
なにせ、軽乗用車のタイヤしか売れなくなり、まして廉価な輸入タイヤと競合しなくてはならないので、利益も出なくなってしまいます。
若い人が車に対して魅力を失ったのが一番の原因でしょうか?
非常に深刻な事態に陥りました。
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