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スタッフ日記

東日本大震災と東京スカイツリー

2012年3月12日

被災地の一日も早い復旧復興をお祈りします。

東京スカイツリーがようやく完成し、建設会社から所有者に引渡しが行われました。

世界で一番高いタワーで日本の技術力を世界に誇れる偉業です。

去年の3月11日の東日本大震災にも、びくともしない構造で、さすが日本は世界最先端の

先進国であると、安堵したものでありますが、

なぜか、心の中に一抹の不安がよぎったのは、私だけでは無かったと思います。

3月8日の朝日新聞朝刊に、「福島第一原発4号機」の崩壊の危機という、記事が1面トップで載っていました。

地震で使用済み燃料と未使用の燃料が入れられているプールの給水ポンプが作動しなくなり

燃料を冷やすことができなくなる状態にあつたのですが、隣接するプールの壁が地震によりヒビが入り、燃料プールに流れ込んだため、メルトダウンの危機から救われたそうです。

さらに記事の内容は、恐ろしいことが書いてありました。

4号機が崩壊すれば、おびただしい放射能が大気中に撒き散らされ、東京を含む東日本が壊滅してしまうのです。

朝日新聞 記事内容

4機の使用済み核燃料プールは津波で電源が失われ、冷やせない事態に陥った。プールの水は燃料の崩壊熱で蒸発していた。

 水が減って核燃料が露出し過熱すると、大量の放射線と放射性物質を放出。人は近づけなくなり、福島第一原発だけでなく、福島第二など近くの原発も次々と放棄。首都圏の住民も避難対象となる最悪の事態につながると恐れられていた。

 しかし、実際には、燃料プールと隣の原子炉ウェルとの仕切り壁がずれて隙間ができ、ウェル側からプールに約1千トンの水が流れ込んだとみられることが後に分かった。さらに、3月20日からは外部からの放水でプールに水が入り、燃料はほぼ無事だった。

 東電は、この水の流れ込みがなく、放水もなかった場合、3月下旬に燃料の外気露出が始まると計算していた。(奥山俊宏)

ではいま現在、4号機は安定状態かといえば、かろうじて冷却水をポンプで給水しながら、冷やしているのであり、ひび割れしたプールから、冷却水が駄々漏れであり、建屋も今にも崩れ落ちそうで、鉄柱で補強しているのですが、余震でいつ崩れ落ちるか分らないのです。

最近少しずつですが、東京の汚染状態もニュースに出るようになりました。

東京湾が放射能で汚染濃度が上昇している、、、、

江戸川近辺のホットスポットで子供の甲状腺異常がみられる、、、、、

関東に大地震のくる確立は30年以内で確立は70パーセントである、、、

石原都知事が記者会見で、東京に本社がある一流企業数社の大阪への本社移転を認めた、、、

都知事の記者会見は、質問した記者のガセネタであることがわかったのですが、石原知事も認めるぐらい、都心の汚染を理解しているのでしょう。

なにか、不思議な力が働いて、東京壊滅をそれとなく、都民に知らせているのでしょうか?

以前「猿の惑星」という映画が、大ヒットしたのですが、映画のラストシーンで主人公が猿の帝国から、新天地に旅する時、海岸で自由の女神像が砂浜で埋もれているのを見つけた時、愚かな人類が核兵器によって滅亡したのを悟ったのですが、なぜか「東京スカイツリー」がダブって見てきたのです。

一日も早く、世界中の人々の英知をかけて原子力発電所の事故収束を願うばかりです。

「東京スカイツリー」が「バビルの塔」に、なる前に、、、

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