スタッドレスタイヤ。早く着けるのは溝が勿体無い!?
2013年10月2日
なにかと物議を醸す「早く着けるとスタッドレスタイヤの溝が勿体無い」ですが、
ここで簡単に数字を使って「勿体無いかどうか」を判断出来る材料を載せておきます。
ちなみに当店の見解としては「日々の走行距離にもよるが、一般的に早く装着するのは勿体無くない」です。
商売柄でお客様に月間の走行距離をお尋ねすることが多いのですが、統計を取ってみると面白いことに月間走行距離が1000km前後の方が半数以上を占めております。
そして経験上、秋田県では早い方で11月初頭にスタッドレスを装着し、4月中には夏タイヤに戻す方が多いと思います。
多い方でその間5~6ヶ月ですね。
そう考えると、スタッドレスタイヤで1シーズン平均5~6000km程走行することになります。
スタッドレスタイヤによって残溝にバラつきはあるものの、
大概は新品の状態で8~10ミリ程です。
それが、溝半分程まで減る(又はプラットホームが露出する)とスタッドレスタイヤとしては使用出来なくなります。
スタッドレスタイヤはどのくらい走行すると、1mm磨耗(ゴムが減る)するのか
メーカーが調べました。(調査台数は数千台とのこと)
数千台の平均を取ったところ…なんと…!
約5000kmだったそうです!
そう考えると、1000km程走行しても「目に分かる程スタッドレスタイヤは減らない!」
ということになります。
裏を返せば「1000km程多く走っても性能には大きな影響は無い」ということにもなります。
さて、数字で色々と追ってみました。
こちらを判断材料の一つとして頂き、素敵な冬のドライビングライフを送って頂ければ幸いと思います。