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2018年1月22日
北東アジアの時代がやってきた
来月から韓国の平昌で冬季オリンピックが開催されます。
最近まで盛り上がりに欠けていたのですが、ここにきて北朝鮮が参加表明を表してにわかに
活気づいてきたようです。
北朝鮮といえばアメリカのトランプ大統領とお互いに罵り合っているようですが
どうも、お互いに戦争をしたくないみたいで、もしかしたら、米朝会談があるかもしれません。
それはさておいて。この一年間で日本海を取り巻く北東アジアで大きな進展がありました。
先ず日本とロシアの関係です。
極東を訪れる外国人向けのビオ緩和制度が1月1日からさらにサハリン州、カムチャッカ地方の2か所でも導入された。
スプートニク日本
同制度はこれまで沿海地方のみで導入されてきたもの。現在、18か国の国民を対象にインターネットでビザの手続きができるようになっている。ビザ交付のためには普通、総領事館に出向かないといけないが、この緩和システムではロシア外務省の特別サイトにある申請用紙に記入し、写真を付けて送るだけでよい。外務省からの回答は3日以内に送られてくる。
これにより、日本からのビジネスや観光でロシアに渡航数がかなり増えてきて、今後ますます多くの人の行き来が想定されます、またサハリン州から北海道まで天然ガスや石油のパイプラインの建設も計画されており、実現すれば日本に安価な天然ガスや石油が入ってきて、経済に寄与するでしょうし、生活にも恩恵をもたらすでしょう。
北朝鮮ではすでにロシアと鉄道で結ばれていて、ロシア産の石炭が北朝鮮の港から韓国に、船で輸出しているのです。
将来は北から韓国に鉄道が伸びると、日本と韓国から鉄道でヨーロッパまで物の物流が可能となるのですが、近い将来統一列車が走ることと思います。
北朝鮮から韓国に輸出されるロシア産石炭
中国の推し進める現代版シルクロード「一帯一路」計画にも、日本が参加表明しており、北東アジアがますます盛り上がりをみせ、今後世界の経済の中心地になるでしょう。
この激動する北東アジアの経済発展の流れを、注意深く観察しながら従来の欧米志向からの脱却する柔軟な考えを持たなくては、潮流に乗り遅れることになり、ビジネスチャンスを逃がしてしまうことになりかねません。
北東アジア 「日本海を取り巻く国々」 日本、南北朝鮮、ロシア、中国(台湾) 沖縄(琉球)
これらの国々との、交流と経済発展はますます、日本の国を豊かに、そして国際社会において
日本の役割と責任が問われてくることでしょう。
今後、日本海側の各都市を結ぶ鉄道、港湾、道路などのインフラ整備が緊結の問題になりつつあります。
今年はどこまで、北東アジアの発展が見込まれるのか、今から楽しみにしております。
国連安全保障会議の北朝鮮に対する経済制裁は、誤解のないように理解すべきで、この経済制裁は国家間の制裁であって、民間レベルには制裁の対象ではありません。ですから、経済制裁がどの程度効果があるのかは、いささか疑問に思います。
元来日本の経済は昔から、日本海側にあって北前船が日本各地に物流の主流を担っていましたし海外貿易も日本海を渡って行き来していたのですが、明治になり政府が欧米に負けない富国強兵政策を取り入れたため、太平洋側に産業を振興させただけのことです。
北東アジアの時代がやってきた
これまでの考え方を改める、新しい夜明けが始まろうとしています。
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