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スタッフ日記

武重酒造「お年賀甕酒」

2016年11月14日

おれ達お父さんは、大の日本酒好きでこれまで各地方の「地酒」を飲んできましたが、毎日晩酌で愛飲している日本酒があります。

信州長野にある造り酒屋の武重本家酒造の「牧水」で、かれこれ20年近く飲んでます。

この牧水の特徴は 「生もと(きもと)造り」です。生もと造りは、昔ながらの製法を使い、時間をかけてじっくりと仕込む方法です。現在ではこの技術を継承している蔵は全国でも数十社しかないと言われています。現在の通常の仕込み方法では四週間ほどで出来てしまう酒を八週間程度かけてじっくりと仕込んでいます。「生もと造り」によって作られた酒は、いくら飲んでも飽きがこない、いわゆる「腰の強いさけ」です。

近年大手の酒造メーカーは早い期間で日本酒を醸造しているので、日本酒本来のうま味がある日本酒が飲めなくなり、これが原因で日本酒離れをおこしているのでしょう。かといっても「生もと造り」では製造原価も高くなり、1.8L入りの日本酒になると、安くても3000円~4000円程度するので、庶民には中々手軽に飲めないのが現状です。

そこで武重酒造さんが、考えたのが「お年賀甕酒」で搾りたての日本酒を元旦に甕に入れ宅配で送るというアイデアで売り出したところ、大ヒットし数千鉢の「お年賀甕酒」が毎年売れているそうです。

武重酒造さんの店主さんから直接聞いた話ですので、間違いはないでしょう。

送料込みで6300円ですが、高くても「ほんまもん」が売れるという好例です、私たちブリヂストンタイヤに携わっている者として、考えさせられます。

おれ達お父さんが毎日晩酌で飲んでいる酒は生もと本醸造牧水で2100円です。少し醸造アルコールが入っていますが、美味いですよ。

コアコンピタンス経営とは、「核となる強み」を意味します。儲かる分野・事業に片っぱしから手を出すのはなく、独自の技術や強みに目を向けて、全社が一丸となってひとつの強みを積極的に活かしていくような「育てる経営」にスポットがあてられるようになりました。

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