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スタッフ日記

155/55R19を装着した新型車

2013年3月31日

ブリヂストンタイヤから「ラージ&ナローコンセプトタイヤ」の開発に成功したとの記者会見がありました。タイヤサイズは155/55R19で勿論新規格のタイヤです、空気圧320kpaでかなりの高圧です、従来の見合うタイヤサイズは175/65R15からするとタイヤ巾は2cm細くタイヤ内径は19インチですので、横から見るとホンダ「スーパーカブ」のタイヤを横から眺めている感じですね。

このタイヤを装着した新型車両がまもなく自動車メーカーから発表されるとのブリヂストンタイヤのコメントがありましたが、一体どんな車なのか興味があります。

従来のタイヤ175/65R15が同一性能とのことですので、およそ1500ccクラスの排気量の車だと想像できるのですが、本当にこのような特異なタイヤサイズを装着した車が造れるのでしょうか?

昔、初代空冷式フォルクスワーゲンがバイアスの550-15後の165R15が装着されていましたが、真ん中の写真のように特異な形状のホイールでした。これには訳があり後で述べるのですが、いま思い出してもユニークでした。

確かにブリヂストンの新しいタイヤの提案は画期的ですが、製造する自動車メーカーにとっては、はなはだ迷惑な話です。

たとえばバイクのタイヤのような新しい規格のタイヤを装着した車を造るにあたって、先ず問題なのが居住スペースで、タイヤハウスが大きくなり居住スペースが狭められ、またブレーキやミッション、操舵系などもゼロからの設計しなければならず、そのため莫大な開発費がかかりリスクも大きなものになります。ましてや、19インチのホイールとなると、バネ下重量がかなり重くなりその為、車の出足も遅くくなり、ブレーキも効かなくなり乗り心地も悪くなってしまいます。

MPNS「空気圧モニタリングシステム」も標準装着しなければならず、19インチのホイールが無駄なスペースを占めてしまい、乗り心地も悪化するので、どの自動車メーカーもしり込みするのが当然なのに、新型車が発表されるとのことですのでどんな車か推理するもの頭の体操のためと思い、考えてみました。

結論はずばり

   

 第二世代の「電気自動車」です。

一番下の画像のようなホイールに155/55R19のタイヤを翔着し、ホイールの軽減を図り且つハブ穴の部分が大きくスペースが確保されるので、このスペースにモーターを全輪に組み込みモーターによる駆動、制動、および回生エネルギーによるバッテリー充電をまかなうのです。

これによりエンジンルームからモーターやドライブシャフトがなくなり、理想的な電気自動車の完成に一歩近づくことができると思うのですが、、、

トヨタ、ホンダの自動車メーカーも電気自動車を来年度に発売予定ですので、タイヤもこれまでにない全く新しい規格のサイズが発売され同時に私たちもあらたな拡売チャンスが生まれてくる可能性がありまだまだ期待の持てる商売と思います。

                                   、

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