スタッフ日記

「小沢昭一的こころ」

2012年10月1日

俳優の小沢昭一さんが、体調不良のため緊急入院されました。

おれ達おとうさんの大好きなラヂオ番組に、「小沢昭一の小沢昭一的こころ」という番組がありました。

番組開始が１９７３年ですから、いまから３９年前にこの番組が始まりました。

おれ達おとうさんが、仕事に遊びに希望に燃え上がっていた年頃でした。

仕事が終わる５時ごろになると、車のラヂオから流れる三味線のお囃子のテーマソングに乗って

小沢昭一さんの、軽妙でお色気のある話にニヤッとしながら、おれ達おとうさんはネオン街に

駆け込んだものです。

猛妻の尻に敷かれ子供らに疎んじられる「中年男の悲哀」を基本に、「愚痴を交え、斜に構えた蘊蓄を世事に傾ける」「落ちと言った落ちが無い（その都度テーマを変え、次回に期待を抱かせつつ延々と続く）」路線は、３０年経った今でも視聴者に愛される理由の一つでしょう。

大阪でも民法ラヂオで放送されていたのですが、途中で打ち切りになりシャクにさわったので

その民法ラヂオの番組はそれ以来聴かないことにしています、、、

我らが庶民の味方、サラリーマンの味方、大衆芸能の味方、おれ達おとうさん、おかぁさんの味方である

小沢昭一さんの回復を、心から願っております。

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担当者：藤本　