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2011年10月31日
最近マスコミでTPPという言葉が、新聞やテレビを賑わしております。
TPP 日本語に訳すと「環太平洋戦略的経済連携協定」
オツムが老朽化している、おれ達おとうさんには、なんのことかあまり理解できませんが
要するに加盟国の関税を無くそうということなのですが、、現在でもアジア諸国から安いタイヤが
どんどん輸入されているので、いまさら関税を無くしても、あまり効果がないようですが、、
しかし農産物はかなり安く日本に入ってきそうです。
わかりやすく卵を例にとってみましょう。
おれ達おとうさんが飼っている鶏の卵は、TPP加盟国の南米チリの「アローカナ」
同じく加盟国の韓国の「地鶏」 そして日本の鶏ですが、それぞれが産んだ卵を比較してみます。
右からチリ産の卵、韓国産の卵、日本産の卵です。
アローカナは大きさは日本の鶏とあまり変わりませんが、味が違います、断然チリ産のアローカナが美味しいのです。
次に韓国産ですが、見てのとおり大きさが倍ぐらい、韓国産が大きいのです、味は変わりません。
次に為替ルートをみますと、チリの1ペソは円の約6分の1で韓国ウォンは約15分の1ですので
現在スーパーで卵1個は大体15円ぐらいですので、そのまま換算するとチリ産の卵は1個2~3円で
韓国産は10個で10円になります。
勿論輸送コストや食品管理コストは考慮しておりませんが、それでもかなり安く輸入してきますね。
生産者は成り立たなくなってしまいますが、消費者は安く購入できます。
自動車などの工業製品は現在5パーセントの対米輸出関税がかかっておりますが、あまり輸出メリットは
ないようですね。
しかし一概に安いからと輸入に頼っていると、将来に禍根を残すことになるでしょう。
一つの例が材木です、いまや日本の材木はほとんどが輸入に頼っており、その結果林業は
成り立たなくなり、山は荒廃し豊かな山林が失われてしまいその結果、山林が持っているチッソやリンなどの
栄養素が海に流れなくなり、プランクトンが繁殖しなくなり、それらをエサとする魚が減ってしまい
漁師さんの生計を脅かすことになってきたのです。
「豊かな山林は、豊かな海を育てるのです」
直近の豊かさよりも、未来の子孫に資産を残していくのも、いま生きている私達の使命でもあるのです。
もっと時間をかけて、議論をしてほしいものです。
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