〒569-0023 大阪府高槻市松川町25-14
2011年5月16日
「ただいま~」
「あんた、お帰り疲れたやろ、お風呂が沸いてるで、、」
「、、、、、」
「なにしてんの?」
「うん、脱いだ靴をそろえているんや、」
「へ~めずらしい、なにかあったんか?」
「店でテレビを見ていたら、両陛下が被災地の避難所にお見舞いに行かれたんやけど」
「子供が脱ぎ捨てた、靴を目立たないように、そっと揃えておられたんや、、」
「避難所での生活で、身内の方も気がつかなかったんやろ、、、」
「あの皇后陛下の心配りを見て、感服したんや、、なんと慈悲深い方なのか、、」
そういえば、被災地で防護服を着て、手袋をしたまま握手をいていた、傲慢な政治家がいてましたね、
被災者は作業着で、素手で応対していました、少しは陛下の後姿を勉強すればいいのに。
「なぁ、あんたもやっと、靴を揃えるようになったんや、私の仕事が一つ減って助かるゎ」
昔、おれ達おとうさんが、先輩にタイヤ点検で教えてもらったことがあります。
「タイヤ点検をする時は、必ず素手でタイヤをいたわるように、撫で回すんやで」
手が汚れるからと手袋は絶対にはめたらアカンと、きつく言われたことがあります。
その教えは、今でも守っていますが、家で靴を揃えるのはこれまでは、おかぁさんの仕事でしたが
これからは、自分で揃えようか、、、、、
「なぁ、あんた」
「なんや、おかぁさん」
「美智子さんが、揃えた靴は持ち主の子供さんは、その靴を履くやろか?」
「私やったら、家宝として大事に金庫に入れておくけどなぁ~」
「う~ん」
、