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スタッフ日記

電気自動車の充電サービスを

2011年2月7日

石油から電気へ

長い人類の歴史の中でエネルギー革命が何度かあり、その都度多くの恩恵や争いがあった。牛馬や人力から石炭の変わったとき、多くの牛馬が不要になり、石炭から石油に替わった時は炭鉱の閉山や炭鉱離職者を生み、都会に移住させられた。そして今回石油から電気にエネルギー革命が起きようとしており、まさしくその時を迎えようとしている。

日産自動車から「リーフ」が発売され電気自動車(EV)元年を迎えようとしているが、今後自動車関連業種がどのように淘汰されていくのか、考えてみたい。

先日、日産自動車大好き人間の友人から、「リーフ」を半年前に予約して、やっと納車したから見せてやると、自慢げに言ってきたので講釈を聞かされるのを覚悟のうえで、拝見してきた。彼は「スカイライン」を何台も乗り継いできたのだが、さすがに寄る年波には勝てずスポーツカーを運転するのを断念したそうだ、そういえば「スカイライン」の生みの親である桜井 眞一郎氏が先ごろスカイラインハイウエイの山のかなたに、永遠にドライビングに旅立ったそうだ、内燃機エンジンの終焉を予期する因縁を感じてしまう。

友人の「リーフ」の自己満足を耳にタコができるぐらい聞かされて、それからじっくり観察してみた。運転席に座って優越感に浸るほど甘ちゃんではないので、タイヤ販売に従事するプロとして、エンジンと足回りの感想を述べてみたい。

エンジンルームを見るとモーターとインバーターが一体に組みつけられていて、隅っこにガソリン車で見慣れたバッテリーが鎮座している、なんじゃこりゃ、、、全体的に眺めた印象は4気筒エンジンを横置きにしたみたいで「ほんまに電気自動車(EV)」?と疑ってしまうサスペンションは前輪ストラット、後輪トーションビーム、キャスター角もスポーツタイプでなく、ファミリーカー程度の足回りである。タイヤは225/55R16ブリヂストンエコピアP150で「リーフ」専用に開発されたものであり、ワンメイクと聞いている。駆動方式はフロントエンジン(モーター)、フロントドライブで一般的なコンパクトカーのFFである、車重は約1、5トンで同サイズのガソリン車に比較するとやや重い、一回の充電で約200キロの走行可能、スペアレスタイヤで緊急修理キット搭載なので、トランクルームはかなり容量がある。本格的なEVの出来栄えとしては、合格点であると思う。

将来EVがどのように進化していくのか、5~10年後を予測してみたい。

先ずエンジンであるモーターは小型され各車輪ごとに取り付けられ、ホイールとモーターが一体化されたモーター内臓ホイールアッセンブリ化され、モーターで駆動、制動及び回生発電でバッテリーを充電し、ディスクブレーキは不要となる、制動はタイヤの組み換えのときバランス測定の後自動停止するのはモーターの逆回転で制動するので、いつも見慣れていることであり、あとはコンピューターでディスクブレーキのフィーリングを記憶させてやればすむことだ、ドライブシャフトが無く駆動させる方法は別に真新しい技術でなく、鉱山で使用されている超大型ダンプカーは、ディーゼルエンジンで発電しその電気でモーター駆動させており,メンテナンスの容易なことから、数多くの鉱山で働いている。コマツかキャタピラーの技術を生かせれば済むことだ、ディスクブレーキ、ドライブシャフトが不要になり、そうすればバネ下重量の軽減、転がり抵抗軽減、車体重量の軽減などの、メリットがある。

ホイールとディスクブレーキの一体化はブリヂストンが以前から研究開発をしているので、その技術からディスクブレーキとモーターを取り替えればすむことである。あと漏電や放電などの水対策は交流から直流に変換すれば感電やトラブルの不安もない。

もちろん、タイヤはより軽量化、低転がり抵抗のランフラットタイヤが標準装着されるだろう。もちろんバッテリーの性能は飛躍的に向上し、弁当箱ぐらいの大きさでカートリッジになり予備で車に備え付ければバッテリー切れの心配も無く、どこまでも快適にドライブができるだろう、さらに4DW,4WS、エアーサスペンションも自在に設計可能になる。

EVの未来は明るく、カー用品関連の未来は暗く、これから先,商いとして成り立っていくのだろうか?

ブリヂストンがモーター内臓ホイール一体型アッセンブリを開発したらホイールは売れなくなり、タイヤも限定されカーメーカー装着タイヤか指定タイヤしか売れない、自縄自縛とはこのことか、、、、、まさしく「おれ達、笑うセールスマン」だ、、、ふふふ

その時は、ガソリン、タイヤ、ホイール、バッテリー、カー用品の業界のみんなと、松本清張の小説の旅に行こうか。山梨の青木が原樹海か金沢の能登金剛がいいだろう、森の精霊の肥やしになる樹葬もいいし、海の魚のエサになる魚葬も乙なもんだ、それがいやなら、車内にホースで排気ガスを引き込んでも良し、綺麗に死ねるな、おっと、EVは排気ガスも出ないから、死ぬこともできない、どないすんねん、、

そんな事、年寄りには知ったことか、5年10年先には引退しているか、現世とサヨウナラだ、といいつつも、長年お世話になったタイヤ業界なので、なにか明るい道筋がないものか、これからこの業界に働く若い世代になにか未来を残しておきたい

はたして、このまま座して死を待つのか、それともタイヤ業界はこのまま衰退していくのか?

生活の糧である、タイヤ販売の今後の予測をしてみたい。

まず第一に、リーフに装着タイヤは225/55R16である、転がり抵抗を低くするためロープロタイヤなのだが、なにぶん充填されている空気のボリュームが少ないため、空気圧の早期低下が免れない、ゆえに頻繁にエアーチェックしなければいけない、なぜなら低い空気圧で走行すると、転がり抵抗が増し早期にバッテリーが上がってしまい、走行距離が伸びないので、ドライバーは神経質に成らざるを得なくなる。そこでタイヤのエアーチェックはどこで点検してもらえるのだろう、カーディーラー、オートショップ、ガソリンスタンド、修理工場、タイヤ専門店等、、それらの中でガソリンスタンドはレッドカードをすでに突きつけられてしまった、消防法で充電施設の設置は認められなくなり、残念ながら場外退場である。オートショップ、カーディラー、修理工場などと比較して、もっとドライバーに身近なタイヤ専業店になれば、エアーチェックに来店してもらえるし、充電サービスやチッソガスの充填、タイヤ点検などのサービスの付加価値を伴えば自ずとタイヤの売り上げに繋がるだろう。まして「リーフ」に装着されているタイヤはブリヂストン エコピアP150で、当面ワンメイクであると聞いている、買い替え需要が見込めるし、スタッドレスタイヤも今のシェアーからみても、安心できる材料だ。

これからの厳しい販売環境から見ても、生き残りの時代の先取りをかねて、

「電気自動車の充電施設の設置と充電サービス」を早く取り入れたいものである。

EVの充電は               ミスタータイヤマン

エアーチェックは             ミスタータイヤマン

チッソ注入は               ミスタータイヤマン         

僕らは街の安心ショップ        ミスタータイヤマン   

EVタイヤは                ミスタータイヤマン          

現在所有している車両は営業、自家用を含め3台の日産車を使用している。

先日、担当の日産のセールス氏が「リーフ」の売り込みに来た。

「どうですか、この機会に乗り換えしませんか?」

「なんぼ、するんや?」

「エコカー減税を引いて約300万円です、あと家庭用充電設備に10万円ぐらいかかります」

「業務用の急速充電設備はどれぐらい、かかるんや?」

「約100万円ぐらいですが、、、」

「話は相談やけど、リーフを買うから、業務用充電設備をサーブスで設置してくれるかな、、」

「まだまだ、充電サービスのネットワークは少ないから協力するゎ、ギブアンドテイクや、どやっ」

「う~~~~~~~~~~~」

「それとも、充電施設をこっちの費用で負担するから、リーフをモニターでテストするで、エエ条件やろ」

「う~~~~~~~~~~~」

なんか、3日間ほどウンチが出なくて、トイレできばっているような、うめき声をあげていた。

ここにも、「笑うセールスマン」が一人いた、、、、、、ふふふふ

                        

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