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2008年9月29日
「いらっしゃい・・・」
「この車のタイヤ、なんぼぐらいかな、」 「もう、だいぶ減っているやろ、、」
「そうですね、ボチボチ交換時期ですね」 「見積もって、みますわ、、、」
装着しているタイヤは 175R13 8P 4本
ディーゼル車の1t積載クラスで八百屋さんの個人所有のようです。
4本分のタイヤ価格、入れ替え料金、用済みタイヤの料金を告げたところ、
「それで、エエわ、すぐ交換できるかなぁ」
「30~40分ぐらいで、交換できます」 「中で、休んでいてくだい」
作業に取り掛かり、フロント側のジャッキアップをしようとして、なにげなくナンバープレートを見たら、京都ナンバーになっている。
車検期限は来年の3月であり、車も相当年季が入って、10年はいうに、経過していそうだ。
このお客さんは、大阪府条例で来年から、乗れなくなるのを、知っているんやろか、このまま黙っておこうか、、
ともかく、「大阪府条例」のことを、説明してから作業の取り掛かろう。
「お客さん、タイヤの入れ替えは、しばらく様子をみたら、どうですか、、」
「なんでや」 「オレには、タイヤを売ってくれへんのか」
「いえ、そうでは、ないんです」 「毎日、商品の仕入れに行ってられるんですね、、」
「そうや、中央市場に仕入れに、行ってるんや」 「それが、あかんのか?」
「じつは、来年から大阪府の条例がかわりまして、古いディーゼル車は市場に乗り入れ禁止になるんです」
「そんなん、知るか、、毎日仕入れに行ってるけど、なんにも言われへんで」
「京都で車検が受けられるんやから、走れるんと、ちゅうんか」
お客さんは、かなり立腹の様子で、言葉も荒くなってきた・・・・・困った
しかし、ここは納得してもらい、タイヤを買ってもらうか否かの判断をしてもらわないと、ならない。
後日誤解を与えないように、お客さんにみすみす、お金を無駄使いを、させることは、ないだろう、、、
大阪府排出ガス規制の条例をわかり易く、噛み砕いて説明をし、カーディラーか修理屋さんに、詳しく聞いてほしいとお願いした。
「事情を了解してもらいましたら、新車を買い換えるか、タイヤを交換するか判断してください」
「それからでも、遅くはないと思いますよ、、」
「そうか、とりあえずカーデーラーに行って話しを聞いてくるわ」
それから数日経つけど、お客さんからなんの連絡も、なしです、、、
カーデーラーに行ったのか、それとも気分を害して、他のタイヤ店で交換したんやろか、、
気が付かない振りをして、売ったほうが、よかったんやろか、、、、 そうもいくまい。
これで、いいのだ
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