〒569-0023 大阪府高槻市松川町25-14
2008年8月4日
当店の所在する高槻市に「京都大学農学部」の高槻農場があります。
農作物の研究をしているのですが、収穫時期になりますと、旬の農作物を
一般に販売しています。
いちご、桃、梨、柿、さつまいも、花卉、蔬菜などを大学構内で市価の半値ぐらいで
売っていて、形は不揃いですが、たいへん美味しいので、ちょつとした「ブランド」
品で遠くから買いに来るファンも多いです。
先日も「桃」を売り出していたので、早速買いに行ってきました。
桃を売っている学生に聞いてみた。
「いつも、売り出すのを楽しみにいているんやで」
「ありがとうございます」
「美味しくて、安いので有り難いけど、ひとつだけ不満があるんや」
「なんでしょうか?」
「京都大学の農場で栽培しているのを、食べているから、、」
「はい」
「さぞかし賢くなると、思うんやけど、ぜんぜん頭がようならへん、なんでや、、」
「、、そんなこと言われましても、、困ります」
「ちなみに、君のおとうさんは、何してるの」
「父母とも、大学の教授です」
「兄弟は」
「兄も姉も国立大学にいってます、僕が一番できが、悪かったんです」
優勢遺伝子の両親を持つと、こうも違うんやろか、、
やっぱり、おとうさんの頭の、できが悪いんは、遺伝子のせいかな、、、
ついでに、彼に将来の夢を聞いてみたら、意外な答えが返ってきた。
「将来は、大学教授か農林省に勤めるの」
「いいえ、お百姓さんに、なりたいです」
真っ黒に日焼けした彼が、白い歯を見せて、にっこり微笑んだのが印象的でした。
まだまだ、日本の農業も、捨てたもんではないです。
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