来店予約

スタッフ日記

京都大学

2008年8月4日

当店の所在する高槻市に「京都大学農学部」の高槻農場があります。

農作物の研究をしているのですが、収穫時期になりますと、旬の農作物を

一般に販売しています。

いちご、桃、梨、柿、さつまいも、花卉、蔬菜などを大学構内で市価の半値ぐらいで

売っていて、形は不揃いですが、たいへん美味しいので、ちょつとした「ブランド」

品で遠くから買いに来るファンも多いです。

先日も「桃」を売り出していたので、早速買いに行ってきました。

桃を売っている学生に聞いてみた。

「いつも、売り出すのを楽しみにいているんやで」

「ありがとうございます」

「美味しくて、安いので有り難いけど、ひとつだけ不満があるんや」

「なんでしょうか?」

「京都大学の農場で栽培しているのを、食べているから、、」

「はい」

「さぞかし賢くなると、思うんやけど、ぜんぜん頭がようならへん、なんでや、、」

「、、そんなこと言われましても、、困ります」

「ちなみに、君のおとうさんは、何してるの」

「父母とも、大学の教授です」

「兄弟は」

「兄も姉も国立大学にいってます、僕が一番できが、悪かったんです」

優勢遺伝子の両親を持つと、こうも違うんやろか、、

やっぱり、おとうさんの頭の、できが悪いんは、遺伝子のせいかな、、、

ついでに、彼に将来の夢を聞いてみたら、意外な答えが返ってきた。

「将来は、大学教授か農林省に勤めるの」

「いいえ、お百姓さんに、なりたいです」

真っ黒に日焼けした彼が、白い歯を見せて、にっこり微笑んだのが印象的でした。

まだまだ、日本の農業も、捨てたもんではないです。

アーカイブ
  • 2024年4月
31123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
2829301234
カテゴリ

カテゴリはありません

ページトップへ戻る