〒569-0023 大阪府高槻市松川町25-14
2008年7月14日
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「ブスッ」
「ギヤ~~」
「先生、その注射、痛過ぎるわ、、」
「藤本さん、麻酔注射ぐらいで、そんな大声を出さんとき」
「すぐに、麻酔が効いてくるから、痛みは無くなるわ」
「キミ、患者さんの足をしっかり、押さえておかなあかんやろ、、」
「はっ、ハイ、、、足を動かさないで、あんまり動いたら、針がおれますよ、、」
看護婦さんが、憎しみがあるかのように、全体重を足にかけて、動かないようしている。
もうちょっと、年寄りをいたわる心がないんやろか、、、それにしても痛いわ、、
「変形性ひざ関節症」
1年ほど前から、左足の膝が、歩くたびにズキズキ痛み出した、そのうち治るやろと、ほったらかしにしてやんやけど、とうとう玄関で靴を履くのにも、支障をきたしてきたので、行き付けのホームドクターに駆け込んだ、、、
「う~ん、、どうやら変形性ひざ関節症やな、注射を打ったら楽になるやろ」
「先生、、膝が変形してんのですか?」
レントゲン写真を見ながら、答えてくれた。
「ちゃうで、軟骨には、異常はないけど、関節液が古なって、再生能力が衰えてきたんや」
「どんな治療をするんでっか?」
「関節液を抜いて、ヒアルロン酸を注入するんや」
「1週間に1回注射して、連続5週間注入するんや、、エンジンオイルを交換するんと
一緒や、年いったら大体だれでもかかるな~」
カーマニアの先生が説明してくれた。
まず、麻酔注射を患部に打って、針を抜かずに麻酔が効いてきたら、そのまま関節液を抜き取って、次に注射針は刺したままで、ヒアルロン酸が入った注射器にさし変えて、注入するんです。5分ぐらいで終わるんやけど、最初の麻酔注射がムチャクチャ痛いんや、、
抜き取った関節液は、透き通った琥珀色をしていて、とてもおとうさんの体内にあったとは
信じられんぐらい、綺麗でねっとりした液体や、
「どや、藤本さん、綺麗やろ、、」
「鉱物油とちゃうで、完全な100パーセント動物油や」
「先生、20W~40ぐらいやろか?]
「う~ん、これやったら、だいぶ粘度が落ちてるから10W~20ぐらいやろ」
看護婦さんが、先生に聞いている
「先生、何の話をしてはるんですか、ようわかりませんわ」
「これは、男の趣味の話や、、、」
「????」
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