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●整備作業・・・空気圧減少(エアー漏れ)整備・・・アルミホイールその②

2008年7月1日

 前回に引き続きまして、パンク(空気圧減少・・・釘穴等のパンクではなく、減圧するタイヤ・ホイール整備)について、また一つの事例をご紹介させて頂きます。

 空気が少しづつ下がる。他の車輪に比べて1本が特に下がり幅が大きい。そんな時、何かの原因があるはずです。

 前回の事例その①と同じような症状が、

金属製エアーバルブ根元のパッキン(グロメット)劣化でも発生します。

 画像のご説明

 画像は 左→右へ ① ② ③ ④ の順番でご覧下さい。

① 金属製エアーバルブの 組立状態 と 構成部品の分解状態 です。

② 金属製エアーバルブのパッキン(グロメット)劣化状態・・・各種サンプルです。

③ ②のサンプル拡大写真です。

④ 同様に、②のサンプル拡大写真です。

 このように劣化したパッキン(グロメット)から空気漏れを起こす事例は多くあります。

 パッキン(グロメット)リフレッシュすることで空気漏れの癖を修理できます。

 タイヤを新しくするときはバルブの整備もしっかり行うことが大切です。

 水槽での検査でも数秒に一回、小さな気泡が プツッ と出る程の緩やか漏れのため、

わかり難いことも多いのですが、

これを見つけるのが私たち自動車タイヤ整備士の仕事でもあります。

 

(鈴木嘉男)

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