〒192-0054 東京都八王子市小門町12 (有限会社平ゴム工業所)
2008年9月13日
また、前々回に引き続きまして、パンク(空気圧減少・・・釘穴等のパンクではなく、減圧するタイヤ・ホイール整備)について、ご紹介させて頂きます。
この事例は、まれな例ではございますが、
空気が少しづつ下がる。
他の車輪に比べて1本が特に下がり幅が大きい。
そんな時、どうしてもタイヤの走行面(トレッド)付近を重点に点検しがちなのですが、広範囲に点検してみる必要もあります。
何かの原因が、かくれているはずです。
前回の事例その①とその②と同じような症状が、
タイヤとディスクホイールの接合部分でも発生する場合があります。
また、極めてまれな事例ですが、ディスクホイール単体でも発生してしまう事もあります。
画像のご説明
画像は 左→右へ ① ② ③ ④ の順番でご覧下さい。
① ディスクホイールフランジ部分に多少の段差やバリ等がある場合です。
② ①に対しこちらは平滑な面で段差等がない様子を写した画像です。
③④ こちらは、ディスクホイール単体から空気漏れが発生してしまった事例です。
一般に、空気入り車輪は、ゴム製タイヤと金属製ディスクホイールの組合せです。
空気漏れ原因を大別しますと、下記の様に分ける事ができると思います。
●タイヤ単体
●ホイール単体
●バルブ単体
●ホイールにバルブが取付けられた部分(接合部分)
●タイヤとホイールが組合わさった車輪(接合部分)
では、ユーザー様のご自身での管理ポイントは?
必要以上に過敏にならず、定期的な空気圧チェックを行って(受けて)頂きまして
★このタイヤが空気圧が下がっている。 ・・・・とか
★いつもこのタイヤだけ少し空気圧が下がっている。この前、確かに同じに揃えたのに
左右で差が出ている。いつもそうだ。・・・・とかが
ないことをチェックして、いつも規定値(タイヤ空気圧)を下回らないように補充
しながら維持して頂くだけです。
上記の ★ 空気圧が下がっている がございましたら、
何らかの、その減圧原因を取り去って、または、そこを修繕すればよい訳です。
空気漏れは、再現がすぐ現れれば迷うことも少ないのですが、
そう物事全てが簡単には行かないこともあります。
私たちは、
現象が出たり、出なかったりという場合、出来るだけ同じ条件で再現を行います。
また、検査に時間を費やしますが、原因探求を行います。
普通の自然減圧でない不揃いの減圧は、必ず何かが関与しています。
いつも気になっていた・・・
確かに、下がっている・・・等
ございましたら、ご相談お待ちしております。
(担当:鈴木嘉男)
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