技術・サービス

●整備作業・・・空気圧減少(エアー漏れ)整備・・・ホイール各種事例

2008年9月13日

 また、前々回に引き続きまして、パンク(空気圧減少・・・釘穴等のパンクではなく、減圧するタイヤ・ホイール整備)について、ご紹介させて頂きます。

 この事例は、まれな例ではございますが、

 空気が少しづつ下がる。

 他の車輪に比べて1本が特に下がり幅が大きい。

 そんな時、どうしてもタイヤの走行面(トレッド)付近を重点に点検しがちなのですが、広範囲に点検してみる必要もあります。

何かの原因が、かくれているはずです。

 前回の事例その①とその②と同じような症状が、

タイヤとディスクホイールの接合部分でも発生する場合があります。

また、極めてまれな事例ですが、ディスクホイール単体でも発生してしまう事もあります。

 画像のご説明

 画像は 左→右へ ① ② ③ ④ の順番でご覧下さい。

① ディスクホイールフランジ部分に多少の段差やバリ等がある場合です。

② ①に対しこちらは平滑な面で段差等がない様子を写した画像です。

③④ こちらは、ディスクホイール単体から空気漏れが発生してしまった事例です。

 一般に、空気入り車輪は、ゴム製タイヤと金属製ディスクホイールの組合せです。

 空気漏れ原因を大別しますと、下記の様に分ける事ができると思います。

●タイヤ単体

●ホイール単体

●バルブ単体

 

●ホイールにバルブが取付けられた部分(接合部分)

●タイヤとホイールが組合わさった車輪(接合部分)

 では、ユーザー様のご自身での管理ポイントは?

必要以上に過敏にならず、定期的な空気圧チェックを行って(受けて)頂きまして

★このタイヤが空気圧が下がっている。 ・・・・とか

★いつもこのタイヤだけ少し空気圧が下がっている。この前、確かに同じに揃えたのに

 左右で差が出ている。いつもそうだ。・・・・とかが

ないことをチェックして、いつも規定値(タイヤ空気圧)を下回らないように補充

しながら維持して頂くだけです。

上記の ★ 空気圧が下がっている  がございましたら、

何らかの、その減圧原因を取り去って、または、そこを修繕すればよい訳です。

空気漏れは、再現がすぐ現れれば迷うことも少ないのですが、

そう物事全てが簡単には行かないこともあります。

私たちは、

現象が出たり、出なかったりという場合、出来るだけ同じ条件で再現を行います。

 また、検査に時間を費やしますが、原因探求を行います。

普通の自然減圧でない不揃いの減圧は、必ず何かが関与しています。

 

 いつも気になっていた・・・

 確かに、下がっている・・・等

 

 ございましたら、ご相談お待ちしております。

 

(担当:鈴木嘉男)

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