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2008年8月23日
私、テルの尊敬する大先輩である元MTM松山の店長のYさんのブログの書き込みです。
まさかと思うような、しかも当店でも起こりうるかもしれない事故です。
忘れてはいけないと思いました・・・
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先ずはショッキングな写真から・・・(左写真)
これはニュースでもご覧になった方もいらっしゃるかと思いますが、8月の16日に東名高速・富士川SAで起こった車両火災の写真です。
実はこのオーナーさんは、以前在籍していたお店のお客様で、当時、「ランチア・テーマ」にレグノGR9000を装着していただいた方なのです。
奥様の実家・小田原市へ帰省された際、当地のタイヤ屋さんで前輪を新品に!それまで前輪に装着していたタイヤを後輪にローテーションして帰路に就いていた矢先に起こった火災だったそうです。
そして、警察による火災原因が「前後輪間の回転差によるリアデフの加熱が燃料系へ移った出火」と言う事になったそうです。
当時の東名はお盆休みによる混雑で、とてもハイスピードで走行出来る訳も無く、90~110km/hがイイトコだったそうです。
前輪に装着した新品タイヤと、後輪へローテーションした以前からのタイヤの残溝の差は4mm!
新品が大体7mm前後ですので、使用限度の1,6mmを差し引くと新品と4分山位の差と思っていただければ良いと思います。
車両(レガシー・ワゴン)も年式的に3度は車検を受けている位ですから、新しいとは言えない状態ですので、オーナー様もメーカーであるスバルへどうこうしようとは思ってらっしゃらないみたいですが、フルタイム4WDにおける2本交換!がこういった車両火災を招く危険を常にはらんでいる!と言う事を世間に知らしめて欲しい!と言う事で私に連絡を下さいました。
フルタイム4WDのオーナー様は勿論、我々タイヤマンとしてもこういった不幸をお客様へ与えないように、きちんとお話しする義務が有る!と言う事を今一度肝に命じなければなりません。
今回の火災は、色々な状況が積み重なって起こった不幸な事故ではありますが、逆に考えると常にそうした危険と隣り合わせでもあるのです。
このオーナー様の子供さんの大事な夏の思い出や、その後の帰郷までの苦労や後処理の大変さを思うと、大事なお客様をその様な状態に置く訳にはいきません。
「今はお金が無いから、2本だけでイイよ!」と言われても、キチンと説明して安全も一緒に購入して頂くようにしましょう。
「yariさんのブログ」より