彰の営業日誌

2024年新製品 REGNO GR-XIII ちょっとマニアック的なおススメポイント紹介!!

2024年2月23日

どうもどうも徳永です

 

さて、本日はブリヂストンの新製品 レグノGR-XIII(ジーアールクロススリー)を

お題にしてみたいと思います

 

REGNO(レグノ)は1981年からの歴史あるブリヂストンのプレミアムタイヤブランドです

「乗ったらわかるその乗り心地と静粛性」はいまでもお客様からご好評いただいております

 

そのレグノの最新作が今回ご紹介する「GR-XIII」です

前作のGR-XIIから約5年ぶりの新製品です

当然、新製品ですから色々なモノが進化しているのですが

すでにメーカーHPやマスメディア、SNS等でどんなタイヤかは

は発表されていますし、私よりもそちらのほうがある意味正確(笑)

なので今日は実際、実物を見た私の”見立て”を中心に

少々マニアック的なお話をしようかとおもいます、

なのでご興味ない方には悪しからず!!

 

GR-XIIIは前作のGR-XIIと一見するとどこが変わったの?というくらい見た目は

分かりずらい恰好をしています

 

ですが!

中身をメーカーさんからお聞きすると「ん~、なるほど!」という技術が大盛です

話すと本当に1時間くらいかかりますので、今日は私が注目したところを

マニアックに皆さんへお伝えします

まずは、大切な外観!

私的にはブリヂストンの外観デザインは昔から「地味」という印象

機能商品と言えどもデザインは購買意欲をそそる大切な要素ですよね

今回のレグノは前作のものよりも結構凝ったデザインになっています

この写真で言う左の「B」マークと右のブランドロゴを見て頂くと

黒いタイヤの中でも一段と黒く見えます

これはラックスブラックという加工技術で光の当たり方でこのような漆黒の

文字が浮き出ているようにみえます

これゴムを加硫してつくるたいやにとってとても難しい技術なんだそうです

ちなみにこのラックスブラックを採用した最初のタイヤは前作のGR-XIIなんですが

GR-XIIIではより鮮明になったように感じます

こちらはアップしたREGONOロゴのラックスブラック

カッコいいですね~

ちなみに先ほど言った「地味」なブリヂストンですが

もしかすると創業者の石橋正二郎さんが以前お話していた「過剰な宣伝広告は

消費者の不利益になる」という心得が反映されているのかもしれません、、、

 

では話を戻します

タイヤパターンは基本ベースは前作に似ています

しかしながらようく見ると別物

この消音機能をもたせた穴=ブランチ型消音器はダブルからシングルになっています

これは新品から摩耗したタイヤでも静粛を求めた技術ですがその分、トレッド剛性が

落ちます。

今回のレグノは今までの国産ラグジュアリーセダンだけを狙った商品ではなく、

欧州メーカーのようなツーリング高性能車や重量の重いEV車などもターゲットに

しています。

なので単静粛性だけを進化させたのではなく、走行性能も大幅にアップさせています

そこで先程のブランチ型消音器をダブルからシングルにしてトレッド剛性をあげています

また、ショルダー周辺はサイプを通したものにして音を耳に伝わり難くしているんです

シングルブランチ消音器の実物です

こんどお店に実物を実際に見て欲しいですが、本当3Dで穴の表と奥で切れ方がちがいます

あともう一つ、

今回のレグノは「丸い」です

よくタイヤは丸いと言いますが実際は製造物なので真円ではありません

しかし真円性を上げる事はメリットしかないのです

タイヤを横に見ての真円と縦に見ての真円

今回は縦に見てのそれも空気を充填したときの状態での真円です

タイヤに空気を入れることで内部に張力が発生します

その張力で車を支えるわけですが先ほども言ったようにゴム構造物なので

均一ではありません

このGR-XIIIはそこに拘り剛性張力を均一にし心地よいハンドリングと

ふらつきを抑制させています

これまじですごいことです!

まだわたしも実際に装着して体感していないのですが

想像するにいままでのタイヤとは一線を画しているかもしれません

因みに、前作GR-XIIは非対称形状のタイヤでした、

内外でタイヤの側面の形状を変えて実際に車が走行しているときのキャンバー角を

考慮して接地面積や接地圧を求めていたのですが

GR-XIIIはこの新ケーシング技術により下の図のように接地圧が向上しているのが

わかります

 

さて色々GR-XIIIの凄いところをうんちくしてきましたが

これらの技術を相反する性能を落とさずに向上させることが

出来たのはこの後に出てくるENLITON エンライトン という

基盤技術になります

ENLITONという基盤技術を一言で言うと「タイヤに求める性能を他の性能を落とす

ことなく向上させることができるモノ」

例えば、ウェット性能を上げようとするとトレッドの溝を増やせばいいのですが

そうするとトレッドが溝だらけになるのでドライ時のトレッド剛性が落ち、安定性が

低下します。

このようにタイヤに求められる性能は一方を上げると他方が落ちるという相反する

ことがおきてしまう技術者にとっては厄介な代物なんです

その相反する性能をまずは向上させて個々のタイヤに求められる性能をさらに

上げる事ができる技術がこのENLITONという訳です

まぁ~少々端おり過ぎてはいますが先日、あるインタビュー記事で拝見したのですが

このENLITONを搭載したタイヤを採用した自動車メーカーの方がブリヂストンの

ENLITONタイヤの事をダンロップの空気入りタイヤ発明、そしてミシュランのラジアル

タイヤに次ぐ、3番目の大改革=発明だよ!と言いたそうです

それほどこのENLITON技術は凄いんだね!!

 

またそれを支えている技術としてBCMAというものもあります

こちらはタイヤの色々な部材を3つに集約して

開発スピードを上げちゃおうというもの、

今、自動車産業は100年に一度の変革期を迎えています

その変革のスピードにブリヂストンはタイヤ技術でしっかり

支え、社会に貢献しようとしています

サスティナブルな企業活動は当然商品を開発する段階から始まって

いますのでkの技術を広めることで商品になるまでの期間でも

コストを掛けず、環境負荷の軽減を図ることができるそうです

 

最後にこれは超マニアックですがホイールを守るリムガードが従来品に比べ

とても大きくなっています。

19インチ・20インチ以上のホイール大口径はいまや純正でも当たり前、

そのリムをまさにガードするリムガードの進化はうれしい配慮です

 

さて、今日はREGNO GR-XIII ENLITON をマニアックな部分で紹介しました

私的にはこのNEW REGNO ぜひ輸入車オーナー様に履いてほしい

特にフランス車のルノーやプジョー乗りのフレンチさん、

きっとご満足頂けると思っていま~す

まだこれから試乗記やユーザーボイスが聞けると思いますので

都度皆さまにレグノのお話しようとおもいます

 

ではまた~~~~~~~~~~~~~

少し長くてごめんなさい

 

 

 

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