タイヤウーマンの日記

『障害を個性と言う勿れ』の巻

2021年9月9日

朝晩、涼しくなってきました。。。

 

思いのほか、ウォーキングが

続いている(笑)

みっすん★タイヤウーマン どぇっす!

 

さてさて

パラリンピックも終わりました

 

両手、両足の無い選手が

スイスイと泳いでいる…

 

五体満足の自分が

泳げないとか

ホント、恥ずかしいなぁ…と

思ってしまいましたね…(´∀`;)

 

そう言えば…

パラリンピックの最中

あるコメンテーターが

障害はもはや『個性』です‼

…と言っていました

 

勿論、そう感じてくれたのなら

当事者側からすれば

この上ない喜びなのですが

 

果たして、そうなのか…??

なかなか難しい問題です

ワタシ個人の考えとしては

障害は、個性とは

思えないかな…と

 

例えば…

例えばですよ

事故で両足を無くした人が

いたとします

 

その人に向かって

『大丈夫!! 足が無いのも

個性の一つだよ!!』

 

なんて、言えます?

↑例えが極端ですけどね…( ̄▽ ̄;)

 

因みに、我が家の長男君は

ASDという発達障害です

軽度なので、見た目普通の青年

いわゆる『見えない障害者』です

 

こういう、見えない障害をもつ人は

周りから認知されにくく

気がついた時には、深刻な状況に

なっている事が多いと聞きます

 

長男君は

五感のうちのいずれかが

『超敏感』もしくは

『超鈍感』になっています

 

最近、聴覚過敏の他に

触覚鈍麻がある事がわかりました

※鈍麻…とは、鈍感の事です

 

先日、室内干してあった洗濯物が

とっくに乾いているのに

ずぅーっと干しっぱなしだったので

『もう、これ乾いてるよ!!』

と教えると…

 

長男君、洗濯物に触る。。。

 

『これで、乾いてるんだ…』と

ぽつり…

 

洗濯物が、冷たくも温くもない

こういう、曖昧な時は

何度触っても

本当に解らないんだそうです

 

何故か

外干ししている洗濯物は

乾いているかどうか

解るんだそうですよ(笑)

↑なんでやねん!!

 

『洗濯物が、バッサバッサと

風にゆれていたから

乾いていると

僕は思ったんだ。』by.長男君

↑ポエムかよ(笑)

 

洗濯物が風にゆれているから

乾いているだろう という

彼、特有の認識法

 

当然、ワタシは

生乾きでも半乾きでも

風ふいてたら

洗濯物ゆれるけどね…(笑)

って、思ってしまって

『触れば解るじゃん‼』と

つい怒ってしまう…(´∀`;)

 

そして、怒ってしまった事を後悔しつつ

一応、彼の母親なので

もっと、歩みよってあげなければ…と

反省する毎日を過ごしております

 

もし、障害を個性と言うならば

そこには、とっても大きな

理解と支援のある世の中でなければ

なりません

 

あなたはできますか???

 

理解と支援

 

テレビのコメンテーターの方も

健常者と変わらぬ活躍ぶりに

気持ちが高ぶって

『障害』は『個性』です!

と、言ったのだと思います

 

でも、言うのは

簡単なんだよな…

 

きっと、ワタシは

当事者で、母親なんで

彼を理解せざるを得ない。

 

他人だったら、どんなに楽だろうと

思った事、何度もあります

↑言い方は冷たいけどね…(-_-;)

 

どこまでいっても

障害は障害以外の

なにものでもない

 

でも、もし…

理解と支援が整っている事

当事者への配慮も寛大な世の中が

当たり前になって

 

『障害者』

『健常者』

という、線引きの無い

そんな世界であるならば

 

障害は、本当の意味で

『個性』になるのかもしれません

 

本当に…

そうなると、いいですね(*´ω`*)

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