スタッフ日記

なぜタイヤのゴムにひび割れが発生するのか?

2011年6月21日

最近、たまたまお客様から「タイヤ側面にひび割れが・・・まだ乗れるかな?」

という質問が続いてました。そこにタイミング良くブリヂストンから、

”タイヤのクラック発生メカニズム”というFAXが届きましたので

簡単にまとめて、お伝えしたいと思います。

よく年配の方は「しょうが抜ける」という表現をされますが、1番のひび割れの

原因は、空気中のオゾンです。このオゾンがゴムを攻撃して、ひび割れを誘発します。

しかしタイヤには、このオゾンの攻撃に対抗するために、ひび割れ抑制剤が混入されて

います。これによりゴム表面をガードします。

しかしこのひび割れ抑制剤も、この4つには勝てません。

①経年変化・・・時間の経過とともに抑制剤が減ってしまいます。

②洗車のし過ぎと安価なタイヤツヤ出し剤の使用・・・抑制剤のガードを破壊します。

③オゾンの多い場所での使用・・・これも抑制剤のガードを破壊します。

④あまり車を使用しない・・・タイヤ内部の抑制剤が表面に出てこない。

上記の4つがひび割れ発生の主な要因です。

では、ひび割れしてしまったタイヤの使用は危険なのか? 

即、交換しなければいけないのか?

みなさんの1番の関心は、この2つじゃないでしょうか。

ひび割れも進行具合によってかなり違います。すぐにでも交換して頂きたいひび割れ

は、タイヤ内部にある”コード”にひびが達してるものです。

それ以外は、安全上の問題はありませんので、継続使用して頂いてOKです。

画像ぐらいのひびなら”経過要観察”です。しかしその判断は難しいと思いますので

専門店で空気圧点検と一緒にみてもらうのが良いと思います。

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