〒470-2102 愛知県知多郡東浦町大字緒川字上家左川22-1
2011年6月21日
最近、たまたまお客様から「タイヤ側面にひび割れが・・・まだ乗れるかな?」
という質問が続いてました。そこにタイミング良くブリヂストンから、
”タイヤのクラック発生メカニズム”というFAXが届きましたので
簡単にまとめて、お伝えしたいと思います。
よく年配の方は「しょうが抜ける」という表現をされますが、1番のひび割れの
原因は、空気中のオゾンです。このオゾンがゴムを攻撃して、ひび割れを誘発します。
しかしタイヤには、このオゾンの攻撃に対抗するために、ひび割れ抑制剤が混入されて
います。これによりゴム表面をガードします。
しかしこのひび割れ抑制剤も、この4つには勝てません。
①経年変化・・・時間の経過とともに抑制剤が減ってしまいます。
②洗車のし過ぎと安価なタイヤツヤ出し剤の使用・・・抑制剤のガードを破壊します。
③オゾンの多い場所での使用・・・これも抑制剤のガードを破壊します。
④あまり車を使用しない・・・タイヤ内部の抑制剤が表面に出てこない。
上記の4つがひび割れ発生の主な要因です。
では、ひび割れしてしまったタイヤの使用は危険なのか?
即、交換しなければいけないのか?
みなさんの1番の関心は、この2つじゃないでしょうか。
ひび割れも進行具合によってかなり違います。すぐにでも交換して頂きたいひび割れ
は、タイヤ内部にある”コード”にひびが達してるものです。
それ以外は、安全上の問題はありませんので、継続使用して頂いてOKです。
画像ぐらいのひびなら”経過要観察”です。しかしその判断は難しいと思いますので
専門店で空気圧点検と一緒にみてもらうのが良いと思います。