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2016年12月26日
もう今年も残すところ一週間となりました。
皆様にとって良い年であったでしょうか。
良くなかった人も、良かった人も今年の内に思い残すことなくお過ごしください。
それでは、2016年最後気になるニュース小ネタ集パート5!!!!!\(^0^*)です。
そもそもスタッドレスタイヤとは?
「スタッドレスタイヤ」すなわち「スタッド(=鋲)」がないタイヤとは、
かつて冬用タイヤの定番だった、接地面に鋲が打ち込まれた「スパイクタイヤ」に代わるものと
して開発されました。
スパイクタイヤはその鋲がアスファルトを削るなどして、環境問題を引き起こしていたからです。
スタッドレスタイヤの基本的な性能は、雪が積もった路面でもタイヤがこれをしっかりつかん
で摩擦を発生させ、スリップや空転をせずにクルマが前へ進む力を発揮させる、というものです。
そうした性能を発揮するため、夏タイヤに比べトレッド(接地面に相当)に多くの溝や細い切
れ込み(サイプ)があり、ブロックも比較的高めに設計され、またゴムも低い温度下で柔軟性が
保たれるやわらかいものが使用されているそうです。
それだけ夏タイヤ(ノーマルタイヤ)とは挙動や扱いが異なってきます。
では、スタッドレスタイヤ、夏タイヤはどれだけちがうのでしょうか。
スタッドレスタイヤの注意点として、ブリヂストン(東京都中央区)の広報担当は「一般的に夏
タイヤよりも排水性が劣る」ことを挙げています。
「氷上性重視のスタッドレスタイヤは『氷上の水膜を吸い上げ、氷にタイヤを密着させる』とい
うのが一般的構造で、ゴムの特性も異なるため、夏タイヤ同様の『排水効果』を期待しての走行
はお勧めいたしません」と説明します。
排水性に劣るということは、タイヤと路面のあいだにできた水膜により、ハイドロプレーニング
現象が起こりグリップを失うことになりかねない、ということです。
また、前述のようにスタッドレスタイヤにはやわらかいゴムが使用されているため、
夏タイヤに比べ摩耗が早くなっています。トレッドに刻まれた溝や切れ込みの深さは、タイヤの
性能に直結するため、JATMA(一般社団法人 日本自動車タイヤ協会)は「積雪または凍結路走
行時における(タイヤの)溝の深さ使用限度は、新品時の50%(プラットホーム露出)までで
す」と注意を喚起しています。
「非降雪の路面で、雨天時の走行も想定はしているため、スタッドレスタイヤの機能をタイヤと
して『トータル』に発揮できるよう、溝やサイプの切り方や数、またゴム(コンパウンド)の選
択などすべての要素をバランスよく考えて設計しています」といい、
ブリヂストンも「スタッドレスは、凍った道や雪道でしっかり止まる、曲がる、という氷上
性能だけでなく、ドライ性能、ウエット性能もケアしており、総合性能の高さを追求していま
す」としています。
スタッドレスタイヤで非降雪路面はなるべく走りたくないものですが、だからといって、ただち
に危険というわけではなさそうです。もちろん、排水性に劣る点など、その特性は頭の片隅に留
めて頂いてご使用ください。
それから、スタッドレスタイヤを履くことでタイヤチェーンが不要になると思っている人もいる
かもしれませんが、高速道路や山道でのチェーン規制のなかには、スタッドレスを履いていても
チェーン必須とされる場合があることから、やはり緊急用にチェーンも必ず用意しておいていた
だくことをお勧めいたします。
それでは、皆様の年末年始の安全、安心なドライブをお祈りしております。
☆乗り物ニュースより抜粋させて頂きました。
☆添付写真はイメージ画像より掲載させていただきました。m(_ _)m